085 変身

ある朝、気がかりな夢とともに目覚めると、俺は女になっていた。

下半身の、その部分が、女のそれになっていたのだ。

他は、変化無し。

髪も伸びていないし、胸も変わらず。

高めのハスキーボイスだったため、声も変わらない。

現実なんてこんなもんだろう。

気を取り直して、今日も工事現場へ出勤だ。

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