suzune

もっと自由に、とか


もっと素直に、とか


そんなこと


考えなくてよくなった


この柔らかい世界で


ロボっぽいあの子と


人っぽいロボの子と


ずっと考えている


愛ってなんだっけ


素敵なものだっけ


平和を望んだっけ


それってこういうことだっけ


どうでもいいことだって


頭の中が軋むほど


考えたくなるのは


同化する寸前の副作用


何か思い出せそうな


残りの感覚で


まだ「生活」していた頃を


恋しく思いたい

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

等々 星るるめ @meru0369ymyr

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ