マジック・プラネット

太陽は英語で

依頼

ここはフィオレスタリア。魔法を使う種族のいる遠い惑星。

殺し屋集団の死神の影団が世界政府に雇われ、リーダーのジャン・クロウスを中心に依頼をこなしていく。


ジャン「殺さないのか?俺は殺人集団のリーダーなんだぜ?」


警官A「あぁ。お前たちを世界政府が雇うことに決まった。」


警官B「もし裏切ったと分かったら処刑する。お前は常に監視魔法で監視している。」


警官C「政府の手に負えない罪人を処刑してもらう。」


ジャン「なるほどな。来いって手紙が来たと思ったらそんなことか。」


警官A「なっ!?そんなこと?」


ジャン「まぁいいだろう。」


警官B「契約完了だな。」


刑務所の外にて……


ジャン「みんな!戻ったぜ!」


ジャスパー・フォーネス「遅いぜ。」


セリーヌ・ヘルフォード「そぉだよぉ!遅いよぉ!」


トレヴァー・デスモス「ひっく……心配したぜぇ!」


ジャン「おう!政府から命令を受けたんだが……引き受けてくれるよな?」


ジャスパー「お、おう……なんだ?」


ジャン「これからは政府からの命令でしか人を殺せない。」


ジャスパー「いいぜ!引き受けよう!みんなも同じだよな!」


全員が首を縦に振る。


ジャン「まずはこの男だ!」


写真にはヴィンセント・アレクサンダーと書かれている。


ジャスパー「ヴィンセントって……」


ジャン「あぁ。隣の国に住んでるな。」


ジャスパーとディアナ「移動するか!」


ジャスパー「みんなで競争だ!」


ヴュンゥという音とともに4人が消える


ジャン「俺一番!」


ジャスパー「え?俺だろ!」


ジャン「いいや!俺だ!」


ジャンとジャスパー「俺!俺!俺!……」


セリーヌ「そんなのいいから探そう!」


トレヴァー「ひっく、ひっく……どこにいるんだ?」


ジャン「あ、いた!」


一同「え!?」


ジャン「わりぃ人違いだった」


ジャン「もうこの国中ずっと走り続けて探したほうが良いんじゃねぇか?」


ヴュンゥ


ジャン「いたぞ!」


ヴィンセント「え?」


ジャン「俺が殺すからみんなは旅行でもしてていいよ」


ジャスパー「わ、わかった。」


その場にはジャンとヴィンセントのみ残る。


ヴィンセント「殺されるのか?」


ジャン「あぁ。俺にな」


ヴィンセント「殺せるものか!」


ヴィンセントの肉体がドロドロに溶けて壁に消える。


ジャン「あ、溶けた。」


ヴィンセント「私の能力は無敵だ!」


ヴィンセントの中身から白い人型の塊が引き寄せられる


ジャン「おぉ来た来た。」


ジャンが白い塊を殴ると壁から血が垂れる


ヴィンセント「な、なんだ?あの白い塊は?」


ジャン「お前の魂だよ。破壊するとお前の体も壊れる。」


ジャン「まぁ、魔力が自分の五分の一以下でなければ引き寄せられんがな。」


手が見えなくなると同時に魂がへこんでいく


ヴィンセント「このままやられてたまるか!」


ヴィンセントが壁から殴りかかる


ジャンが拳を受け止める


ジャン「お前弱いな!こんなんも政府の手に負えないのか。」


ヴィンセント「な!?」


ジャン「溶ける?溶けるの?まぁ溶ける前に殺すけどね!」


手が見えなくなってヴィンセントが歪んでいく


ヴィンセントだったものが溶けてなくなる


ディアナ「なるほど。こいつ魔人か?液体になって消えたぞ?」


とある場所にて


政府の偉い人A「これがリーダーの力か……」


政府の偉い人B「政府に手に負えない人間を圧倒するとは……」


政府の偉い人C「あいつらは全宇宙で襲い掛かっても倒せないだろう……」




つづく……




おまけ


この星の魔力を持った種族一覧


魔獣・魔人

魔界を開いて出入りしたり召喚が可能

魔力が高い


実体を持たない

魔力が自分より低い人間に憑りつける

魔力はあるが魔法は使えない


人間

才能の差はあるが魔法はなんでも使える


天使・天獣

天界を開いて出入りしたり召喚が可能

魔力が高い

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