第67話
取り敢えず渡された肉を『対物簡易鑑定』してみよう。変な病気に感染されてても嫌だし、寄生虫塗れなのも嫌だ。
簡易結果は
【新鮮な猪肉】 【新鮮な兎肉】 【新鮮な山鳩肉】
だった。念の為、『汎用魔法』の『浄化』、『殺菌』をかける。解毒はどう考えても回復魔法の系列だよなぁ、解毒は掛けてみたいんだよなぁ……。
『解毒』!! 『解毒』!! 『解毒』生えろ!!
うん、やっぱり無理っぽいな。他に掛けてみたいなぁ…って思い浮かぶのはアミノ酸とか熟成肉とか。今回は発酵は違う気がする。そもそも発酵は魔法で使うとしたら、どのカテゴリーになるんだ? 今回は大丈夫そうだけど、もし寄生虫がいたらどう処理すればいいのか…、まさか駆虫か?
よし、発酵以外を全部試そう。
『アミノ酸』!! 『アミノ酸』!! 『アミノ酸』!! 『熟成肉』!! 『熟成肉』!! 『熟成肉』!! 『駆虫』!! 『駆虫』!! 『駆虫』!!
……ん!? 光ったかも? ヤバい、どれだ!? これは後日、スキルオーブで確認しなきゃ分からないのか。あっ、『対物簡易鑑定』かけてみれば表示が変わるかも。
【新鮮な猪肉】 【新鮮な兎肉】 【新鮮な山鳩肉】
うん、変わってないな。全部不発っぽいなぁ。そうだ、『有害金属除去』もかけておこう。
肉は少し落ち着かせるとして、いつ料理を作ればいいんだろう?まだ審査官の
ジョー=エーツさんが狩りのついでに…と、採ってきた殺菌効果と風味付け効果があるというハーブの生葉を肉に使っておこう。うーん、土魔法『土器』で大き目の陶板を作ってハーブを敷き、その上に肉を乗せておくか。陶板、素焼きの方がいいかな?
そうそう、ハーブにも『対物簡易鑑定』だ。
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うむ、渡されたハーブは、推定ウコン葉、ショウガ葉、パクチーか…。マジで根っ子が見たい。マリイン=リッジさんかパイク=ラックさんに聞いてみるか、ジョー=エーツさんに根っ子を掘ってきて貰うか…だな。まぁ、それはさておき、お肉をハーブで包んでおきますか。
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