壱首村の廃病院 ~ 遊戯内容

【遊び方】

六面体サイコロを1個使います。また、筆記をするためのノートや、PCないしスマホでのメモアプリなどがあれば便利でしょう。


>概要

1【導入部分】→2【村への道】→ … という順にお話を進めていきます。各【】内のチャートに従い、サイコロを振り、結果を見て、想像を膨らませて思うままにお話を書いてください。なお、1d6=六面体サイコロ1個を1回振る、1d3=六面体サイコロ1個を1回ふり、1か2,3か4,5か6の三択で判断する、とします。


>本シナリオでの特別ルール

「狂気」という数値が存在します。道中、(狂気+1)などとある場合、その値だけ「狂気」を上昇させてください。初期値はゼロです。



☆     ☆      ☆


これは、大学生であるあなたが、夏休みに心霊スポット巡りとして訪れた「壱首村」での怪異を描いた体験日記だ。君は友達らと一緒に、T県の壱首村にある、とある廃病院を訪れることにした。しかも、今回の目玉は単なる「ワン・ショット」体験ではない。実際に現場で二泊するというのだ! あなたたちを待ち受けているモノは、果たして……!?


ーーーーーーーーーーーーーー


1【導入部分】(1d3) 何人で行くのか?


1、2= 二人

3、4= 三人

5、6= 四人


☆☆☆


2【村への道】(1d3) どうやって村にたどり着くのか?


1、2=スマホのGPS

3、4=地図

5、6=地域住民に聞き取り(狂気+1)


☆☆☆


3【病院へ続く道で出会った美少女】(1d3) 

怪異について調べている、と伝えると…


1、2=何がなんでも今すぐ帰るように促してくる(狂気+1)

3、4=少しためらいがちに、帰宅をすすめる

5、6=一緒に行こうと提案してくる(少女が付いてくる、とメモすること)


☆☆☆


4【病院での一泊目の丑三つ時】(1d6)


1.何も無いはずの部屋からガラスが割れる音がする

2.誰も居ないはずの厨房から容器がひっくり返る音がする

3.安置所から乾いた物音がする

4.「イア…ソトース…」という声が繰り返し聞こえる(狂気+1)

5.全員が泊まっている部屋をノックする音がする

6.「ニグラート…イアイア…」という声が何度か聞こえる(狂気+1)


☆☆☆


5【二日目の昼】(1d3)


1、2=首がホルマリン漬けにされた瓶。それが幾つも保管された部屋を見つける

3、4=『壱首村伝承』という、殺人事件についての本を見つける(狂気+1)

5、6=手術室で、白骨化した人体を3人分見つける


☆☆☆


6【病院での二泊目の夜中】(1d6)


1.眠れないあなたたちは散策する。「何か」が追ってくる(狂気+1)

2.時折、遠くから甲高い悲鳴のような声が聞こえてくる

3.「ワガナグル…フタグン…」という地響きのような声が幾度も響く(狂気+1)

4.泊まっている部屋の天井から、鈍い緑色の粘液が滴ってくる

5.部屋の隅で『首をとられた者の手記』という本が発見される(狂気+1)

6.泊まっている部屋の壁の隙間から、血のような液体が流れてくる


☆☆☆


7【三日目の夜明け】

少女が付いてきているかどうかメモを参照し、狂気度を測ること。


>少女が一緒にいない場合の「狂気」が、


ゼロなら =あなたたちは無事、村をあとにする

1~2なら=メンバーの一人が一時気を失ってしまった

3~4なら=メンバーの一人が、「いあ、いあ」と叫びだす

5なら  =メンバーの一人が、凶器を持って暴れ出す


>少女が一緒にいる場合の「狂気」が、


ゼロなら =少女の姿がいつの間にか消えていた

1~2なら=メンバーが一人減ったが、なぜか誰が消えたかわからない

3なら  =少女が異形のモノへと姿を変えた! 何とか逃げられたが…

4なら  =少女が包丁を振り回し始める! 遠くに突き飛ばし、逃げおおせたが…


☆☆☆


8【狂気の村】


あれから数日後。あなたは再び、あの忌まわしい思い出と向き合う覚悟が出来た。

あるいは、この日記を読むものが、あそこを訪れないようにしなくてはならない。

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