拝み屋
えいみ
嫁について
第1話
朝起きて、風呂入って〜飯食おうかなーと調理場に行く途中、住職につかまる。
部屋に連れて行かれると…
「え、あれ?
住職の息子、悠星さんがいた。
「起きるの遅いんですけど」
「あのー、なにしてるんすか?」
「はぁ?昨日親父に呼ばれた」
「えーと、アメリカから?」
「いや?仕事でこっち来てた」
「えー、それなら連絡下さいよー」
「どーせお前仕事中だろ!」
「いや、住職教えて…」
いない。
「つーかここ悠星さんの部屋じゃないすか!」
「お前寝ぼけすぎてる」
「飯食ってないんすよ!」
「さっさとここで食えよ」
理不尽だ!無理やり連れて来られたのに!
だって…住職が、
飯をお盆に乗せてもらって、それから悠星さんの部屋へ戻る。
「はー、悠星さんが俺に用事あるんすか?」
「…飯食いながらでもいいけど、まじめな話するぞ?」
「まじめ?」
「お前の嫁と、昨日初めて会った。子供とも」
「会ったことなかったすか?」
「ねーわ」
「で?なんすか?」
「能力が消えたと聞いた」
「あーそうす」
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