第24話「グリフォンとたからのちず②」

 スーサのまちのちかくには、かわにそってにみどりがいっぱいのもりがありました。


「このせんはきっと、かわだよ」


 レンは地図ちずゆびさしながら、いいました。


もりはいって、ちょっと動物どうぶついていこう」


 もりはいると、レンはとおりかかったうさぎこえをかけました。


 レンはすぐにきつね姿すがたもどると、とおりかかった鹿しかにもこえをかけました。


「やあ、こんにちは。ウサギさん、シカさん」


 グリフォンのワッシーがこえをかけました。


「こんにちは」

「やあ、こんにちは。ワシさん」

「きみ、人間にんげんじゃないね。ふしぎなかんじがする」


 うさぎはアルブレヒトを見ていいました。


ぼくは、りゅうなんだ」


りゅう! きていたのか、もう討伐とうばつされてしまったのかとおもったよ」


「とおいとおいところから、かげおくってきています」


 アルブレヒトは自分じぶんかげゆびさしました。かげりゅう姿すがたをしています。


「なるほどな」


 鹿しかはいいました。


「ねえ、この地図ちずをみて。これ、かわだよね」


 レンはききました。



「うん、これはかわだね。ここのバッテンところには、ふるい遺跡いせきがあるよ」


亜麻あまってあおはながいっぱいいているんだ。めずらしいはなもいっぱいいているよ」


「ザクロとか、バラもいているね」


 鹿しかうさぎはうなずきあいました。


「なんだって、はながいっぱい遺跡いせきがあるのか」


「いってみようよ、レン」



 アルブレヒトとワッシーはかがやかせました。


「よーし、いってみよう!」



 三人さんにん一人ひとり二匹にひきは、遺跡いせきを目指しました。


=====


 いせき があったんだね!



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