第20話「グリフォンとおおきなマチ①」

 「んがが!」


 グリフォンがますと、まわりにはっぱがのベッドがひろがっていました。


 たききええていて、あたりはすっかりあかるくなっていました。


 「おはよう、グリフォン」


 きつねのレンが尻尾しっぽをフリフリさせながら、挨拶あいさつをしてくれました。


「おはよう、れん。はっぱのベッドがふわふわで、ぐっすりねてしまったよ!」


「いびきが、とってもとってもうるさかったよ!」


 レンはわらいながら、グリフォンのもとはしってきました。


「りゅうさんはどこへいったの?」


 グリフォンはキョロキョロ、あたりを見回みまわしましたが、りゅうのアルブレヒトの姿すがたはありません。


かおあらいにっているよ!」


「そうか、ボクもカオをあらいにいこう!」


 グリフォンとレンは、りゅうのアルブレヒトをいかけることにしました。





「あ、いた! アルブレヒトだ」


 アルブレヒトはかわみずですくうと、かおにバシャバシャかけ、くびをブルブルふりました。


 そして、をグーにすると、ぐるぐるとかおまわりをなぞりました。


「やあ、アルブレヒト。いぬねこみたいな顔洗かおあらいだね」


 レンがいいました。


「やあ、レン。きみかおを洗うの? かわちないようにね」


「ボクもいるよ! りゅうさん、いまはヒトなのに、イヌやネコみたいにブルブルするんだね!」


 グリフォンがわらいながらかわみずかおあらいました。


「そうだった! いまひと姿すがただったんだ」


ひと姿すがただったら、まちまでっても大丈夫だいじょうぶかもしれないね」


「ここからだと、なんてまちちかい?」


「スーサってまちだね」


「よおし、ってみよう! グリフォン、またワッシーになってよ」


「しょうがないなぁ」


 グリフォンはワシのワッシーにけると、アルブレヒトのかたまりました。


「ようし、いこう! スーサのまちに!」




=====


 どんな まちかな?


 アルブレヒトは、りゅう じゃなくて まるで、ねこ みたいだね!


 レンも、ちょっと ねこ みたいだね!!


 グリフォンも しし(ライオン)だから、 ねこみたいだね!!!



 つづきは、もうちょっとまってね!

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