第6話「グリフォンとちょっとおおきなキツネさん②」

「いいこと!?」



 アルベルトとグリフォンはひとみをキラキラとかがやかせると、きつねはフフンとよろこんだ。



「でも、ひとつだけおしえてほしいんだ」


「なあに?」


「きみの名前なまえはなあに?」



 名乗なのらない、ちょっとおおきなきつね名乗なのったアルベルトに名前なまえをたずねました。



「ぼくは、アルベルトだよ」


「ちがうよ。での、キミの名前なまえさ」


「ああ。ぼくの名前なまえはアルブレヒト! ここの地域ちいきでは、アルベルトってぶんだって」


「そうか。アルブレヒトっていうんだね」


「きみのなまえは?」



 うきうきしながら、アルベルト・あらためて・アルブレヒトはきました。



「ぼくはレン! きつねのレンさ!」



 レンはエッヘンとえらそうにしてみせた。

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