ダンジョンが溢れた世界で、唯一人のダンジョンマスター。やがて世界最大最悪のダンジョンに至る

真昼

プロローグ

 ダンジョンとは、全世界で同時多発的に現れた迷宮のことである。



 そこは現実世界から完全に隔離された異界となっており、最奥や道中には希少なアイテムや武具が眠っているとされる。



 それらを守る怪物や、ダンジョン内を徘徊する魔物には、現実世界の武器は通用しない。



 彼らに対抗する手段は、ダンジョン内で生成された武器やアイテムを使うことだった。



 そのうちの1つ──魔素。



 ダンジョン内で生成されるそれは、人間に対し進化を促した。



 「魔素適格者」



 魔素を体内に取り込み、適合を示した者をそう呼ぶ。



 魔素適格者は「身体能力の向上」に加え、魔素を消費した非科学的現象「魔法」を操ることが出来るようになる。



 更に「スキル」という異次元の力を有した。



 魔物への対抗手段を得た彼らは、ダンジョン探索者として、次々とダンジョンを攻略していく。



 自然発生するダンジョンは、入り口が不明瞭であり、未発見のモノも多いとされているが、



 発見済み、且つ未踏破のダンジョンは、残すところ十数個といったところだ。



 そしてつい先日、人知れずダンジョンが生成された。



 それはある男子高校生と女子中学生の2人が住む一軒屋の玄関を「入り口」とした。



 その結果、彼らは人類と対を為す存在「魔族」となってしまい──




<作者より>


話の最後に私からのコメントがあります。その為、1話あたりの文字数が多く見えますが、序盤は2000〜3000字を心掛けて書いていきます。


宜しくお願い致します。


4話でダンジョンマスターになります。

10話でキャッチの配信回ですね。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る