　いつもの調子で、父は私に告げました。なんてこと、とか返していた気がします。

　水道の整備などがあるのでしょう。断水はしょうがないことです。こういう時にこそ臨機応変な備えが必要なのですが、私はすっかりそれを忘れていました。なので大体の準備を父がやることに。本当に生活力が高いです。

　さて、断水になったときにやるべきことを順にまとめていきましょう。

1．ありったけの水を貯めておく

　家じゅうの鍋をかき集めましょう。水筒があればなおよしです。お風呂にも水を貯めておきましょう。飲み水にはなりませんが、トイレを流したり洗濯を回したりに使えます。万能です。

2．トイレ・お風呂を済ませておく

　焦って忘れがちですが、計画的な断水の場合には絶対にやっておくべきことです。ここでお風呂も出てくるのは、一度お風呂に入っておけば24時間はお風呂に入らなくても綺麗だからです。体がベタベタして気持ち悪い時間が少しでも減るのは嬉しいことだと思います。

3．余裕次第で夕飯・歯磨きもしてしまう

　さあ、いろいろ動いたらお腹もすいてくるでしょう。夕飯の時間です。

　ここで大事なのは、凝ったことはしないこと。これにつきます。レトルトイズベスト。美味しいカレーでもサクッと食べてしまいましょう。

　なぜそんなことをするかというと、体力をなるべく消費しないためと、洗い物を減らすためです。後者の割合が随分大きいです。断水騒ぎになっている時にまな板で食材切ってフライパンや鍋で調理して……、なんてまどろっこしいことしたくないでしょう。ただでさえ貴重な水なのに。

　余裕があれば歯磨きもしましょう。これで虫歯にならず翌朝を迎えられます。

　たかが水、されど水です。人間は水がないと死んでしまいます。いくら豪雨もあったし水はもうこりごりだと思っていてもです。

【その四　断水対策はしっかりと】

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