大事な人と貴方を豪雨災害から守るために
コウモリダコ
これを書くに至った経緯
皆さんはじめまして、作者としてではなく一人の語り手として顔を出すのははじめてになるコウモリダコといいます。
突然ですが皆さん、豪雨災害に遭ったことはありますか? 全国に及び甚大な被害をもたらしている豪雨災害。私の住んでいるところも、その被害に遭いました。
テレビで放映されるような被害という被害はなかったものの、庭に山からの土砂が流れ込んだこと、付近が通行止めになったこと、母親が一日帰れなくなったこと。災害は、こんなにも簡単に私たちの日常を奪っていくのかと思いました。
これを書いたのは、令和六年七月二十五日。ちょうど夏休みに入って二日目です。大学生の夏休み二日目はこんなじめじめじゃないでしょうに、もう七月よ? とか呑気に構えていた矢先でした。じめじめどころじゃありません。ずぶぬれでも物足りません。山住まいの私の「津波も豪雨も、うちには来ないでしょ」という甘ったれた頭を容赦なく殴りつけてきました。鈍器です。
話がそれましたが、つまりは「自分が豪雨災害の当事者になったときになにができるだろう」ということを、誰かの役に立つようにも残しておこうと思い、このエッセイを書いております。幸い電気が通っているので、パソコンで。いつ断水するかわからない恐怖やいつ雨が降るかわからない不安を抱えながら。新鮮な恐怖を忘れないように書いています。
この先は豪雨災害を思い起こすような文がたくさん出てくると思います。というか出てきます。どうか自分の心を最優先に、暖かく、誰かの居るところで、それか昼間に、こちらを読むことをお勧めします。不安でいっぱいな時、寂しいときには読まないでください。カリギュラ効果ではありません。純粋な警告です。
それでは、準備はできましたか?
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