王都オークション!

さて♪整理整頓♪オイラの仕事♪

チャッチャッと仕分けて仕舞いましょ♪ホイホイ♪


「変な歌歌ってるわね?」

「でも楽しそう♪」

「荷物整理ですか?お手伝いしましょうか?」


「いや良いよ♪これはこれ迄の成果みたいなもんだからね~♪

多くの物を買い取りに出したし、これから出すのも別けてだよ?

余る品を皆で相談しようと思ってる

専用のマジックバッグとかさ?欲しい宝石や装飾品も別けて残りを処分したいからね

お金は冒険者カードに振り分けるとしてまだまだ増えるばかりだからパーティー口座とか作ろうと思ってる」


「そう言えばパーティーとか登録してない!」

「じゃあ名前とか必要かしら?」

「パーティーの名前!どんなのが良いでしょうか?」


「ケンウッドさんも言ってたんだ、俺達いつも一緒に行動するからパーティーにしろってさ

なんでもカードで連絡とか出来るんだって、念話出来るけど別の方法があるのは便利だよ」


「それはギルドに行かないと駄目ね」

「慌てなくても明日は依頼を見てみようよ」

「冒険者としての仕事初めですね♪」

「うわぁ!初めての仕事!なんかワクワクするぅ~♪」

「D級だからそれなりのが見つかるだろう、稼ぎより試しだね」

「じゃあ私達は買い物に行くわねぇ~♪」

「何か買って来ましょうか?」

「それなら悪いけど商会を探して来て欲しいんだ、【リンカーデル商会】大きな商会だと思うけど、それとザルトさんも来てる筈だ」


「ザルトさん!この王都に!」

「あの奴隷商会が王国へ移ったの?」

「あの後に帝国を出ると言ってたんだ、この王都に店は出してたらしいんだよ、無事に来れたなら良いけど」

「どちらも探して見るわ、ザルトさんにはお礼を言いたいから」

「私も!良くしてくれたから┅」


リンカーデル商会は帝国のヘンリー侯爵領都の商業ギルド長さんから紹介されたんだ

兄さんが経営してるらしい、それとザルトさん、奴隷商会をしてて世話になった

フェリスとソフィアを買った店だ

無事に王都に来てると良いが┅┅


さて!整理だ!

マジックバッグが多すぎる!

アフロディアからのギフトのバッグは別として森のダンジョンや盗賊からの戦利品にアリアダンジョンとリタルニアの財宝、それと世界樹の祠からもだからなぁ┅┅


世界樹からのは無限収納で時間停止機能付きが5個も!

リタルニア産には時間操作機能付きもあった

時間停止機能付きが特大4個、大4個、中3個も!

普通?のが大4個、中4個、小15個だってさ!

まぁ小は財布代わりに良いけど


聖剣が3本に魔剣も3本、聖槍1本とソフィアが使ってる聖弓【シーファ】1本、フェリスには伝説級ミスリルソードを持たせてる

ソフィアの普段使いはレイピアだがそれは俺が作った品だ


シンシアはデュラハン堕ちしたマリアさんが使ってた剣で【霊剣リタルーバ】を持ってる、この霊剣は元々魔剣だったけどマリアさんが天に昇る時に進化した剣?だ┅┅┅ファンタジーだね


ポーションも増えてるなぁ?

エリクサーがこんなに?はぁ~試しに沢山作ったから?

でもダンジョンとか世界樹からも出てるよね?


紫色のエリクサーと白色エリクサーだが俺が作ったのは赤色と水色に緑色だが?


【白色エリクサー】究極品 死者蘇生可能 過去死も可能

2000年前のエリクサー

リタルニア産 王室専用品 10本


【紫色エリクサー】ゴッズ級 死んで直ぐの蘇生可能 3日が限度 2000年前のエリクサー

リタルニア産 王室専用品 20本


やっぱりリタルニア財宝からか┅

白色なんてどうやって作るんだ?

材料がわからん!


錬金術のお試しでなんでも作った弊害?なのか多すぎる!

剣は面白くて色々やっちゃいました┅┅こりゃ潰してしまおうかな


レイピアはソフィアにと思い5本ばかり成功!意外と難しかった

失敗作が山となったがご愛嬌!

ミスリルソードも同じで失敗を重ね成功!鉄じゃなくアダマンタイトとか硬いのを足して良かった


フェリス用だけどダンジョン産が気に入ったらしい┅┅┅残念!

シンシアは┅┅アレがベストだな

しかし剣も進化するとは┅

異世界恐るべし!


アクセサリーや指輪とか細工物も多く作ったがやはりポーションが多いな┅┅

こう┅難しいのに挑戦するのは楽しい♪ダ・カ・ラ♪

エリクサーに始まって回復ポーション!

材料が豊富とあってチート知識で作ったのが完全回復薬!


部位欠損も何のその!

回復しますがな~♪それと毒関連もせっせと作ったよぉ~♪

麻痺から解毒に石化解除とかぁ!

そして下位から中級、上級と揃えたから多くなってる


売る程あるし何時でも作れる!

錬金術スキルはMAXになったし!

薬師として神級薬師とかになってる?なんで?

まっいっか!ポーションは家計に助かるし皆の助けにもだよ♪


それでマジックバッグは世界樹産?の無限収納時間停止機能付きを各自持たせる事にした

俺はリタルニア産の無限収納時間操作機能付きを使う

世界樹産の残り2つは予備とする


小マジックバッグはポシェット風に飾り財布とか小物入れとして3人に渡した、喜んでたなぁ~♪


問題は余ったバッグだ、そこで倉庫代わりに特大時間停止機能付きを2つ、フェル達にも大の時間停止機能付きを各々持たせた

アイツ等勝手に魔物狩りするからね┅┅裸で持って来られても!


快適馬車にも備え付けとして特大某を2つ┅┅はぁ~

しかしこう多いと擬装とか必要無いんじゃね?

欲しけりゃやるちゅうねん!

錬金術と空間魔法で作れるし┅


ガイスさんが言うにはマジックバッグの内袋はジャイアントトードの皮だぞ!と?イヤイヤ!

俺が作るマジックバッグにはあんなカエルの皮なんか使わないって!キモイでしょ?


普通にアラクネ布やキャタピラー布を使ってると言ったら激しく怒鳴られた?


カエルの皮より良い材料じゃねぇか!バカヤロー!とか?はて?


と言う事で俺が作ったマジックバッグは畏れ多くて買い取り出来ないんだって?理不尽だ!くそっ!


オークションに出せば?とか言われたよ┅┅カエル皮ねぇ?キモ!


ガイスさんには王都でも指折りの鍛冶職人さんを紹介して貰ったけどドアーフ職人だから嫌われたら終いだぞ?とか?

普通の鍛冶工房で良いんですがね?面倒なのは┅┅ねぇ?


肥やしになってる武器や武具をお引き取り願おうと思ってるだけだし、暇が有ったら行く事にした

うん┅┅後回し


薬草は必要分を残し売ったからサッパリ♪魔物もサッパリ♪

ポーションは大量販売は無理みたい┅┅どうして!

まぁボチボチでんな┅┅はぁ~


とにかく!持ち物が多すぎる!

あの財宝だ!装飾品が売れないんだよぉ!

いっそ王室に丸投げするかな?

あの金貨とか喜ぶんだし┅┅

ケンウッドさんに相談だ!

商業ギルドは宝石を売り付けてやる!ガルムさんに投げよう!


そして冒険者の仕事をしますかね

あっ!お金の確認してない┅┅

そうだ!お金は皆と一緒にやろう!多いからね

山分けすれば良いかな、この先も金は貯まるだろうからね


「まだやってるの?」

「どうにか整理できたかな」

「おみやげ買ってキタヨォ~♪」

「甘いのが有りましたよ?王都では有名らしくて行列でした♪」

「へぇ~なんだろう?楽しみだな、それと夜に皆の手を借りたいんだ、お金の確認と整理なんだが多くてね」


「そんなにあるの?」

「かなり┅┅」

「盗賊とか┅┅盗賊とか?┅盗賊でしたね?」

「帝国で売ったのも有ったでしょ?」

「盗賊アジトからが多くてね┅買い取りもソコソコあるよ

リタルニア財宝はこれから売り出すから減るとは思うけど」

「ああ!金塊とかね?ねぇ?宝石も売るの?」

「宝石は欲しいのを残して売るつもりだよ、装飾品も売れるのは処分だね」


「それは選べるのね♪やったぁ!」

「私はケンジ様が加工したのを欲しいです┅┅駄目ですか?」

「あっ!ズル~イ!私もそれが良いわ!」

「う~ん┅私は前に見た大きなダイアモンドかな┅┅ウフ♪」

「ソフィアがダイアモンド┅どうしようかな┅あのサファイアか?ルビーか?それとも加工品┅」


「宝石は売るまで時間が有るから今は考えといて、それと加工したのを魔法付与して渡すからね」

「それなら私はサファイアの塊にするぅ~♪」

「ゲンキンな奴だな?シンシアは?」

「私は作って貰ったのが良いです、ケンジ様にお任せしますね」


う~ん♪シンシアの信頼は嬉しいよぉ~♪それに引き換えソフィアにフェリスと来たら┅┅


お金の結果は凄かった┅┅


白金貨 520枚 52億円!

大金貨 2880枚 28億88000万円!

金貨 8600枚 8億6000万円!

大銀貨と銀貨┅┅沢山!もうやだぁ!

それと聖金貨?20枚と聖星金貨ってのが3枚有ったよ┅┅コワッ!

聖が20億円、星が30億円だよ?

なんか麻痺してきたかな┅┅┅?




「┅┅ギルド口座に入れるのは考えものね」

「こんなにどうした?とか言われるよね」

「でもお金は沢山あったが良いのではないですか?」

「有りすぎるのは問題なんだよ、俺達冒険者に成り立てで商人の仕事とかしてないだろ?

盗んだのか?とか面倒だよ」


「これはマジックバッグに貯めて置きましょうよ」

「実は皆で分けようと思って提案したんだ、4等分にしようよ!

これ迄の分はそう決めてた、これからの分はその時々で割り振るとしよう、パーティーとしての分も有るからね」


「こんなに?」

「小さいマジックバッグに入れて各自のバッグに入れとけば良い

ポシェットはいつも使う用だからそっちには少し入れとけば良いだろ?」

「貯金として収納しとく訳ね、バッグは専用だから誰も扱えないのは安心よね?」

「登録したから、でも本当は全部ケンジのお金だと思うけど?」


「それは違うよ、一緒に退治したり討伐したんだ、分けるのは当然だよ、今は使わないかも知れないけど将来必要になったら使えば良い、これからもお金は分ける事にしよう」


なんか渋々受け入れたようだ

でも譲れないんだよ!

お金って絶対必要なんだから!

それに俺にはアフロディアのチートバッグで幾らでも増やせるんだ

今度のオークションでも大金が入るし残った魔物とか高額品だよ?


それにポーションとかはソフィアとシンシアも作れる様になってる

フェリスは┅┅無理のようだ

でも裁縫は上手くなった

下着作りも頑張って勉強してる

個人個人で稼げる術を持ってるんだから自信を持って欲しい




冒険者としてギルドでの依頼を受ける日々┅┅簡単?

流石にD級仕事は他愛も無い物ばかりで歯応えが無い

パーティー名は結局俺が提案した名前が採用されて決まった

【フリーダム】この世界では使わない言葉だけど【自由】ってのが良いよねぇ~♪


それでオークションが終わったらダンジョンへ行こう!と話し合った

シンシアはレベルアップしたいらしくソフィアはもっと強い魔物と戦いたいと┅

フェリスは珍しい物が無いか?と乗り気だ

一番近いダンジョンは王都から3日行ったダンジョンでまだ未踏破だってさ


現在は52階層止まりで進まないそうだ、冒険者達も命を落とす者が増えてるらしい

なんでも50階層を過ぎたらやたら強い魔物が出ると言われてる

50階層ボスが【ブラッディオーガ】だとか?


あの紫オーガさんでは?

そんなに強くは無いと思うけど?

違う奴なのかな?

ブラッディオークとかブラッディゴブリンのエンペラーは普通じゃね?はて?



「やっとこの日が来たな?君達はこの馬車で行きなさい

アメリアが案内するからね」

「座席は確保したから案内するわよ、後は好きに落としたい物が有れば競ると良いわ

私とケンウッドは出品者席でガルムと一緒よ」


「お金とか必要ですか?」

「要らないわよ、あなた達はドラゴンにリタルニア金貨の落札金が入るから競った品はそこから引かれるだけよ」

「おお!それなら欲しいのが落とせますね?」

「まぁ大抵の物は確実に落とせるわ♪凄い金額になるからねぇ~♪ウフフ♪」


そりゃあドラゴンは国が買うらしいしあの金貨もギリギリまで値を吊り上げるらしいから白金貨が高く積まれると言ってた


俺は知らんよ!


さてさて?どんな珍しい物が出るのやら?フフフ♪異世界の珍品をゲットだぜ!アッハッハハ!



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