報告一八号 ブラインドマン部隊

報告案件 ブラインドマン部隊

報告者 軍第三撃滅部署


 現実的脅威に発展した右園死児を破壊するために編成される軍特殊部隊。封印用生体七号や猿(一例目および二例目)のようなターゲットに対して使用される。部隊員は高度の精神洗浄を施され右園死児概念に対し精神的盲目状態で戦闘に臨む。すなわち『相手を右園死児と認識しない』ことで災害誘引力から距離を置くという発想だが、この戦闘原理は証明されておらず効果のほどはさだかでない。

 基本装備は強化鉄板ジャケット(甲冑服)と自認識潜没ヘルメット。特殊徹甲弾を装填した機関銃。火炎放射器など。軍の貴重な戦力人材だが、その任務の特性上、右園死児との接触被害が多く、時に自己認識を侵され右園死児化する。死体部隊、潜水夫部隊、概念的ゾンビなどとも揶揄やゆされる。

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