報告八号 論文
報告案件 論文
報告者
右園死児という存在が誤って定義されているとして、政府軍部に向けて作成された報告論文。右園死児は本来、人間、動物、その他無機物の名称となった時に災害を誘引するものである。
しかしながら、右園死児関連情報開示法案のような、他の文字列と結び付いた場合にはその災害誘引能力が消滅あるいは極度に軽減されるというのが、論文の要旨である。右園死児を恐れるあまり、その文字列が含まれるものすべてを禁忌扱いし過度に対策していると田山は主張している。
現在報告されている右園死児案件の少なからずは、その対策の名の下に正当化された政府軍部の過剰反応が原因の人災であるとしている。論文では実際に右園死児の名を冠された事象と右園死児を含む別名称を冠された事象を用いて災害度測定が行われ、またその名づけの手段、強固さにも分析が入っている。その結果本案件は■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■田山幸三は無惨に死んだ。この調査報告体系は安全である。
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