寿国演義 第三巻 皇后銀鈴、御召列車で天空の聖地へ向かい、舞を奉納するのこと

ドラコン

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 ・本作の「目的」は【趣味で執筆】、作者要望は【長所を教えてください!】です。お間違えないようにお願いします。


 ・本作は、予告なく削除することがあります。あらかじめご了承ください。ですので、もしも「まだ読みかけ」という方は、ご自身でWordやテキストエデッタなどにコピペして保存されることをお勧めします。


 ・「作者を成長させよう」などとのお考えは不要です。執筆はあくまでも【趣味】です。執筆で金銭的利益を得るつもりは全くありません。「善意」であっても、【新人賞受賞のため】【なろうからの書籍化のため】の助言は不必要です。


 ・ご自身の感想姿勢・信念が、本作に「少しでも求められていない」とお感じなら、感想はご遠慮ください。

 

 ・本作は、「鉄道が存在する中華風ファンタジー世界」がどう表現できるか? との実験作です。中華風ファンタジーと鉄道(特に、豊田巧氏の『RAIL WARS』『信長鉄道』、内田百閒氏の『阿呆列車』、大和田健樹氏の『鉄道唱歌』)がお好きでないと、好みに合わないかもしれません。あらかじめ、ご承知おきください。お好みに合わぬ場合には、無理に読まれる必要もなく、感想を書かれる必要もありません。あくまでも【趣味】で、「書きたいもの」を「書きたいように」書いた作品です。その点は十二分にご理解ください!

 

 ・あらすじで興味が持てなければ、本文を読まれる必要はありません。無理に感想を書かれる必要もありません。私も、感想返しが必ずしもできるわけではありません。また、感想返しはご随意に願います。なお、ひと言でも良い点を指摘できる作品に限り、感想を書くようにしています。

 

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 二年前、大寿帝国(だいじゅていこく)の新帝即位にともない、新帝の皇后選びを兼ねて、後宮女官の教育機関、後宮太学(こうきゅうたいがく)の新入生募集が行われた。

 当時十二歳だった、ごく普通の米農家の娘、張銀鈴(ちょうぎんれい)は、後宮勤めをしていた村の学堂の師母(せんせい)の強い推挙で、後宮太学の入学試験に見事合格。その後、新帝・紀仁瑜(きじんゆ)に気に入られて、皇后に選ばれた。

 皇后となった銀鈴は、後宮太学の同期で、侍女の、留茘娘(りゅうれいじょう)、程棗児(ていそうじ)の二人とコオロギ相撲賭博をしているところを、仁瑜に見付かってしまい、後宮内の牢獄に入れられてしまう。

 牢獄には「幽霊が出る」とのウワサがあり、銀鈴たちはその幽霊、麹香々(きくこうこう)と出会い、気に入られる。銀鈴たちが牢獄に入れられたのは、賭博のお仕置きというより、この幽霊調査が目的だった。

 香々は三百年前、西方の朝貢国から政略結婚で寿国に輿入れしてきた、皇后。たが、当時の皇帝の寵姫に嫉妬され、呪詛の疑いを捏造されて獄死した悲劇の踊り子皇后。

 この香々を獄死に追いやった寵姫と皇帝が非業の死を遂げたことにより、後を継いだ皇帝が嫌気を差し、側室を持たず、皇后以外とは関係を持たなくなった。かつ後継者皇帝の皇后が芸事好きだった。これがきっかけとなり、後宮は「皇帝の寵を競う場」から、「女性だけの劇団」「女性官吏の独身者寮」となった。

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