第2話 ぽんぽん丸さん『扇風機男』

本日、5:00くらいに目が覚めて、私の自主企画にぽんぽん丸センセが参加してくださってたので、寝ぼけ眼で読みました。


寝ぼけ眼で読むにも理由がありまして、自主企画のコンセプトが、”深夜に読むに相応しい作品募集”だったからです。


寝ぼけている意識が深夜の意識レベルに相当すると考えて、臨みました。


▼扇風機男▼

https://kakuyomu.jp/works/16818093081679720249/episodes/16818093081680536152



私の感想は、「全然、わからない」です。

わからないから、星がつけられない。

私は、自分に正直でありたいので、お付き合いで星を出したくない。

でも、この夢の国の図書館に、ぽんぽん丸先生の作品は置きたい。

そういうジレンマがありました。


ちなみに、私はポリシーとして、作品は読み返しません。

なぜなら、コミュニケーションは、一発勝負だと思っているからです。

子どもの集中力が5分しかもたないなら、その5分をいただいて話し、聞いてもらう。

面白い、興味があると思ってもらえたから、さらに5分を延長してもらう。

そういう姿勢でやってきたので、”文字は読み返せる、やり直しがきく”ということに甘えたくないと思ってるんです。


さらに、読んだ後の自分の中に起こった現象をありのままに捉えたい。

自分が、”強く”感じたことは何か、それはどの”順番”でやってくるのか、うっすら残っているこの”余韻”は何か。

これらをあとからごちゃごちゃと解釈して繕っては台無しです。



だから、「わからなかった」ので、ぽんぽん丸センセに問い合わせました(笑)

「わからなかったので作品の意味を教えてください」ではなくて、「わからないという感想で大丈夫か」が知りたかったのです。


と、言うのは、私はぽんぽん丸センセの作品を他に三作読んでいまして、そのうちの一作については多分「わかる」に至っています。つまり、ぽんぽん丸センセは「わかるように書くことができる」わけです。今回の作品には、「読んでもわからない」という意図がありそうだったので、わからないままでいいか、と確認したかったのです。


回答と致しましては、大丈夫でした。



そこで、私がぽんぽん丸センセの作品を紹介する理由なんですが、”自分が知覚していない人間”を書いてると思うからです。


たとえば、自分が奇数の世界を見てるとしたら、偶数の世界を見ている人の気持ちはわかりません。


社会構造の話ならまだ学べますが、人間の内面そのものとなると一人では限界が早い。


1の世界から、1.1、1.2……と2に近づいて、2そのものまで見れるかわからないけれど、その過程に”問題が解決される何か”があると考えているのです。

正確には、”問題が問題でなくなる次元”。


私と扇風機男は、1と2の距離があるから、わかんない。

わかりやすく書いてくれている作品の場合は、ぽんぽん丸センセが2から1.9、1.8……と、近寄ってきてくれる感じがあります。



なんでそれがそんなに大事だと思っているかというと、これらは教育のアプローチも似ていて、さらにはそれに限界を感じたので文芸に期待を寄せてきたのです。


1と2の間の見えない谷底に落ちてしまった子どもたちはきっといる。


ずっとずっとずっとずっと遡っていって、その谷底に落ちかけたときにその子の手を掴めたら、未来は変えられるかもしれない。


まあ、もう前世まで遡る必要もあるかもしれないので限度はあるけど(笑)、そういう自分の仮説に答えてくれそうなのがぽんぽん丸センセなのだ、と……

粘着コメントを残しながら紹介しますwwwww

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