第4話 お仕置きを受けるウサ子姉さん

 しばらくすると、アロウラは身体をくねらせて足をモジモジさせた。


「お願い、離して!! もう我慢できないの!!! このままだと……」


「ダメよ。それじゃあお仕置きにならないもの」


「違う!! 違うの!!! おトイレに行きたいのよ!!! 早く!!! 早く離して!!!!!」


 アンナは聞こえないふりをして、氷人形に、アロウラの両足を抱えこませて、大股開きにして彼女を持ち上げさせた。


「ちょっと、こんな恥ずかしい格好にしないでよ!! やめて!! 離してよ!! お願いだから離して!!! あぁ、もうダメ!! いっ、いやぁ!!! お願い、見ないでぇ!!!! あああああ!!!!!」


 アロウラが全身を震わせると、彼女のパンツから地面へ濡れた液体が滴り落ちていった。


 そして、彼女は肩を震わせて泣きだしてしまった。


「ううぅっ、なんで私がこんな目にあわないといけないの。お漏らしなんてしたことなかったのに……」


「あなたが先に私たちに手を出してきたからよ」


「うぅっ、だって、私を置いてアンナが出ていくのが嫌だったの。なんでクロウドには声をかけて、私には声をかけてくれなかったの?」


「あなたが素直じゃないからよ、アロウラ。私たちについてきたいなら最初からそう言いなさい」


「ごめんなさい、アンナ。お願い、私も連れていって」


 アロウラは上目遣いでアンナを見上げて、甘えるような声で彼女に頼んだ。


(結構かわいいところもあるんじゃないの)


 アンナはアロウラを優しくハグして言った。


「仕方ないわね。早く着替えていらっしゃい。遅かったら、置いていくわよ」

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