メンタルケアについて【連載】

第15話 普通中毒

　やけに心がそわそわ、ざわざわして落ち着かない。焦燥感が強い。手が震えているから今回はスマホではなくパソコンで文を書く。

　焦燥や不安の処方箋は、それらをフルスイングで空の彼方にぶっ飛ばす事だ。進み続けろ。9回裏ツーアウトから逆転ホームランを打て。

　とりあえず薬を飲んで音楽を聴いて落ち着こうとしている。なんとなく、平井堅の「瞳をとじて」をYouTubeでループ再生している。コメント欄を見ながら聴いてると涙が出てくる。みんな辛い過去を越えて今があるんだな。

　手や体が意味も無く震えて得体の知れない何かに畏怖している時は、syrup16gの「sonic disorder」や、「ハピネス」や「希望」や「夢」や「明日を落としても」を聴くと落ち着く。今年の夏、フジロックでシロップを見れて嬉しかった。

　あとは逆に好きなお笑い芸人のコントの動画とか、ネットの配信者の面白い放送のアーカイブを見たりする事で落ち着きを取り戻す。

　今日は偶数月の15日だから、障害年金が振り込まれる。俺は2級の基礎年金だから、13万くらい。障害年金は貴重だから、大切に使うようにしてる。

　障害年金を貰っていることはリアルの知人や友人には全く言ってない。俺の知人の中には、障害年金の審査に落ちてしまった人もいるからだ。手帳を持っていても審査に通る保証は無い。医師の診断書の書き方によっても左右されるし、最終的に判断するのは自治体だから、運の要素もある。

　そもそも、最低でも半年以上の通院歴が無いと障害者手帳の申請も出来ないし、申請が通るまでに何ヶ月もかかる。そこから更に年金の申請をするのにめっちゃ時間を要する。しかも手続きがめちゃくちゃ複雑怪奇で面倒だ。中には社労士に協力してもらう人もいる。俺の場合は、母親と一緒に色々やった。俺1人じゃ手続きや申請は無理だったと思う。

　障害年金を貰うレベルの人は、行動力や認知能力が弱くなっていると思う。家族がいるなら家族に頼って、家族がいないなら別の人に頼ってくれ。なんなら俺に頼ってもいい。家に行って一緒に書類を書く。

　障害年金がある事で俺はある程度の精神的なゆとりがある。

　とりあえず俺は部屋のカーテンを開けて、部屋の掃除をした。部屋の乱れは心の乱れ。部屋がごちゃごちゃしてる時は、心もごちゃごちゃしている。そういう内容の本を読んだ事がある。

　俺の部屋は結構すっきりしている方だと思うが、物自体は割とある方だ。1Kで9.5畳の物件だから、部屋が広くて物が少ないように見える。ギター、ぬいぐるみ、フィギュア、本、漫画、ゲーム、亀の水槽、お茶のセットとポット、その他もろもろ。書いてたらキリがない。

　そういえば俺はこのアパートに引っ越したお祝いに、ネット上の知人からお茶の葉と、ティーカップをプレゼントしてもらった。今もよく使ってる。

　お香や坐禅や瞑想も良いが、良いお茶を飲む事も精神の安定につながる気がする。高校の茶道部とか入ってみたい。和の抹茶みたいなやつもよく飲むし、洋風のお茶もよく飲む。

　パリのオリンピックに因んでフランスのお香を買って焚いてみたが、個人的には日本のお香が良いと思った。寺みたいな匂いがいい。

　プレゼントと言えば、ジッタリンジンっていう昔のバンドの「プレゼント」って曲を思い出す。サビまでが長いけどサビのメロディーがとても好き。あとサビの歌詞が切なくてイイ！　春川玲子さん好き。30年以上前の曲である。昔の曲もいい。

　よく父親の車の中でGLAYの曲が流れてたので俺もGLAYが好きになった。メンバー間の仲がめちゃくちゃ良いのがイイ！　ラルクはめっちゃ仲が悪いが、それでも活動してるのがすごい。あとガキの頃は姉の影響でEXILEばっか聴いてた。

　ロックに傾倒したのは高校生からだ。

　めちゃくちゃニッチな話になるが、プレゼントは元ロッテ・オリオンズのキャッチャー、青柳進の応援歌に使われていた事がある。めちゃくちゃ良い応援歌なので、「青柳　応援歌」でYouTubeで調べてみてください。

　ここには俺しかいないと思うが、プロ野球の応援歌オタクなら、もちろん青柳進の応援歌は知ってるよな？

　球界一のキャッチャーになる男、右に左に打ちまくれ、戦え青柳。

　ちなみに青柳進は1994年にギャオス内藤とのトレードでヤクルトに行ったが、当時のヤクルトにはまさに球界一のキャッチャーである古田敦也がいた。何とも皮肉なものである。

　古田は今はテレビによく出てるし、YouTubeで「フルタの方程式」ってチャンネルをやっている。めっちゃ面白いし勉強になるからチャンネル登録してる。

　俺は野球に関する知識なら誰にも負けない自信がある。

　9歳で野球を始めたと同時に野球の魅力に取り憑かれた。

　70歳でこの世から去った星野仙一が野球殿堂入りを果たした時、「俺は野球に恋をして本当によかった」と言ったが、俺も全く同じことを思う。叶うなら、高校時代に戻って、もっと本気で野球をやりたい。野球より熱くて楽しくて感動するスポーツはこの世に存在しない。

　もしくは、軽音部に入ってギターやって女子からモテたかった。文化祭でライブしたかった。なんだかんだバンドマンが1番モテる。野球部は容姿がじゃがいもだし汗臭いから一部の上澄み以外はモテない。高校時代、俺はバンドをやってたら彼女が10人くらい出来たはずだ。10股したかったぜ。

　もう27歳になっちまった。27からバンド始めてもモテない。

　政府が少子化を危惧してるなら、義務教育で恋愛の授業を取り入れるべきだ。百戦錬磨の恋愛マスターを講師を呼んで、モテる方法を教えるべきである。子供のいる家庭にお金を配るより、義務教育で恋愛を教えた方が早い。

　あと大学でも、恋愛学部を置くべきだ。

　俺は大学に行って心理学を学ぶか、専門学校で看護を学ぶか迷った末に後者を選んだ。でも1番学びたかったのは恋愛だ。

　なお、俺は看護学校を中退した。中退する前は学校を鬼のようにサボりまくって毎日ネカフェで漫画を読んでた。木多なんとかの喧嘩家業と喧嘩商売が大好きだった。あと、幕張と泣くよウグイスも大好き。あと岡本りんの漫画と、闇金ウシジマくんと、寄生獣が記憶に残った。とりあえず名作と呼ばれてる漫画はほぼ読んだ。

　専門学校の時の記憶は、好きな女の子とバスの中で席が隣になって喋った事と、ネカフェで漫画読みまくってパソコンで小説を書いてた記憶しか無い。

　◆

　アニメとか漫画で主人公がめっちゃ無理をして、それを見たヒロインが「もうやめて！　死んじゃう！」って叫ぶ展開やシーンが好き。

　なのでいつかそういうシーンのあるバトル物の連載小説を書いてみる。

　◆

　幕末時代の日本の文化に興味がある。龍が如く維新・極っていう江戸時代が舞台のゲームがめちゃくちゃ楽しくて、図書館に行って江戸時代について調べた。今の時期は図書館も涼しくて良いよ。パチンコ屋も涼しいけど図書館は無料だから良い。俺は図書館で本を借りずに、その場で最後まで読む傾向にある。

　江戸時代の食事は米と味噌汁と漬け物と筑前煮みたいな煮物が主流だったらしい。肉を食べる人は少なかったから、江戸時代の男の平均身長は155センチしかなかった。海沿いに住んでる人は魚を食ってたから、多少は身長もデカかったかもしれない。

　ちなみに俺は身長171センチだ。ちょうど今の日本人の男の平均くらい。何事も平均がいい。偏差値も50くらいがちょうどいい。胸もCカップくらいがちょうどいい。

　ちなみに日本に居酒屋が誕生したのは江戸時代である。当時は低品質の薄い日本酒が主流だった。

　◆

　親戚が育てたとうもろこしが俺の家に送られてきた。

　今のシーズンとうもろこしがうまい。スーパーにも湯煎済みのとうもろこし売ってるからとうもろこしのファンは買ってみてください。

　でもとうもろこしは歯に挟まるのが面倒だ。

　あと、とうもろこしを使った「にんにく牛肉コーンペッパーライス」を作るのもイイ！

　◆

　超でかい伊勢エビが食いたくなって、前Amazonで調べたらクソ高かったから購入は断念した。

　俺が名古屋に住んでた時、クソでかいエビフライがある店に行ったけど、あそこは最高だったな。特大エビタワー丼ってやつ。値段は高いけど日本一のエビフライだ。名古屋駅の近くにあるエビフライの店。もし、名古屋に行ったら行ってみてほしいです。

　名古屋メシはどれも好き。味噌カツ、小倉トースト、台湾ラーメン、ひつまぶし、エビフライ、味噌煮込みうどん、どて煮、味噌おでん、コーチン、えび天、あと何があるっけ。天むすもあるな。きしめんもある。エビ煎餅も。

　名古屋の特大エビフライ定食はクソうまいから、食べてみてほしい。エビの容積に対して衣の割合が少なくて最高。ちっちゃいエビフライは大抵衣の割合が多くて、ほとんどエビ入ってないやんと思う事もある。だから名古屋のエビフライの店に行ったら特大を頼むのがおすすめ。3000円以上するし、タワーのやつは7000円くらいするけど、まぁたまにはそのくらいの贅沢をしてもいいだろ。

　ちなみに店の名前は「海老どて食堂」です。名古屋駅のそばにある。ネガキャンではないから、名前を出しても良いだろう。

　名古屋は周りに何でもあって住みやすいし、飯もうまいし良い場所だった。栄の辺りをうろうろするのが好きだった。何より中日ドラゴンズがあるのが良かった。何度も現地観戦した。俺が名古屋にいた当時は、谷繁元信がドラゴンズの監督だった。弱かったけど楽しかった。

　ちなみに、愛知県の三河湾っていう海からたくさんエビが獲れるから、名古屋ではエビが名物になったそうだ。

　◆

　大麻で捕まった山田亮一が出所したそうだ。さっきツイートの通知が来た。俺は山田のツイートの通知をオンにしてる。犯罪者であろうがなんであろうが、俺の人生を救ってくれた男である事に違いは無いから、これからもずっと応援するし、ずっと山田の音楽を聴き続ける。

　ちなみに、山田がやってたバズマザーズってバンドで1番おすすめの曲は「スクールカースト」だ。歌詞がめちゃくちゃ良い。俺にブッ刺さる。

「普通中毒」っていう名前のアルバムが山田亮一の最高傑作だと思う。聴いてみてほしい。こんなバンド、他にいない。

「普通中毒」は会社員時代、車の中で毎日流していた。普通中毒は本当に名盤だと思います。

　俺が生きてて辛かった時期を支えてくれた男なんだから、大麻で捕まったくらいじゃ1ミリも嫌いにならねえ。

「俺には(私には)前科があるから」って、それがなんだってんだ。俺にとってはクソどうでもいい話だ。

　次回に続く