第62話オバハンの尻触って500万円!おそまつ

声の方へ振り向いたら体力は無いが紆余曲折の中、生きて来て、怖いものなど俺が潰したったわい!的な男が立っていた。


 その頃の僕はパンチパーマを当てて剃り込みも入れていたのにおっさんは僕と眼も合わさず、親父を睨みつけていた。


「分かっとうよな?」


「ハイすみません。」


短い遣り取りの中、親父が劣勢だと分かった。


「俺に謝ってもろても困るんや。ちょっと行こか?」


「ボク、お父ちゃん借りるで?」


ボクって、もう社会人に為るのやぞ!


「心配せんでも直ぐ帰したるからな!?」


心配してへんけど子供扱いするなよ!

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