第27話鯨先とメールで良く喧嘩をした

右に傾いた鯨の顔を見ながら飄々と答えた。


「うん施設に入っていた時には痴ほう症の疑いがある程度で車椅子に乗ってウロウロしていたなあ・・・。」

「何処で買ったの通販か?」

そこまでいうと母親の容姿が浮かんで来て、涙ぐんだ。

「心臓麻痺やったらしい・・・。」

「施設に入っとってもなあ・、観に行かんかったんか?」

そこまで聴いてカチーン!と来た。

そう言えば鯨先と大喧嘩したわな、想いだしたよ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る