第26話つうまみはホタルイカの酒かす漬け一匹

つまみにホタルイカの酒粕漬を持ってきた鯨先はとことん飲むつもりだろうな・・・。

 醸造酒の一升瓶を杖代わりにしていた。


瓶の首を左手で握り締め左側に体重を掛けていたが、身体は右に傾いたままだった。

 粋なつまみを用意してくれた鯨先の心意気に感謝する。


「美味じゃあ~。」ゴクリと飲み込んでから感想を述べたイカが入った口を空けたらポロリとこぼれてきそだったから敢えてイカの腸までも味わい堪能してから口を開いた。

 それにしてもこのイカは絶品だ。

「何

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