第18話・・・お婆ちゃんやで?
ボッ!ボッ!ボッ!と、和蝋燭の炎が大きく縦に揺れた!
しんと静まり返ったこの部屋は鯨先の母親が膝立ちしていた為、膝の衣擦れの音しか聴こえない。
憑依した様だ!
「イズコ・・・お婆ちゃんやで?」
肩に置いていた鯨先の母親が両手の握力を強めた!
生前のお婆ちゃんの仕草そのもの!
薄暗い祈祷の部屋!6畳は有る畳が青かった。
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