第14話酒に飲まれた15歳

目覚めた時は鯨先家の1階トイレの便器に顔面を突っ込みゲーゲーと吐いていた。


 幸い洋式トイレだったので便器に高さが有り首を項垂れたままの態勢をキープ出来ていたらしい・・・。


15歳にして酒に飲まれた訳だ。


「そんな事も有ったわな。オマエのお袋が一番心配しとったな。


俺のお袋は慣れとったからオマエのお袋さんに心配ないよと言っとったな。」


鯨先のお袋はもう逝去されていたが、真言宗の僧侶だった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る