第13話札幌雪子に振られた鯨先政雄

「実は俺、振られた・・・。」


え?嘘!


 困惑した眼差しを僕に向けて来たから可哀そうにと思って、肩を叩いたら自然と涙が流れて来て、止めようと思っても止まらなかった。


「泣いてくれるのか、お前が振られた時にオモックソ笑ったのに・・・。」


この後、コップに残ったウイスキーを飲んだが最後・・・。

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