第9話鳴らないスーパーウーハー

もっといえば二人で酒を飲むなんて、鯨先に札幌雪子(さっぽろゆきこ)という彼女が出来て、「何とも寒そうな名前やな。」


と言いながらの彼女へデートの約束をする電話を傍らで聴いていた。


 鯨先の部屋は2階に有って超高級なオーディオが全部揃っていた。


時代を一世風靡したスーパーウーハ―が置いて有った。


超重低音が、ボリュームの7くらいまででリリースされると腹の奥底に響く。

 

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