電脳特殊捜査隊第六課

最悪な贈り物

第1話 誰かの叫び声

「誰かが悪いわけじゃない」


「誰も悪くない」


「人が小鳥を狩るように」


「命を狩らなければ、誰も生きられない」


「どこからが間違いで、」


「どこからが正解なんて」


「誰にもわからない。」


「だって誰にだって、」


「生きる権利はあるんだから。」




「誰かを守るには、」


「誰かを殺さないといけない。」


「これは決して」


「仕方ないことなんだ」


「認めざるを得ない」


「殺しは最大の防御なんだと」

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