36:よくあるはなし


「……ルビー。」


「うん。こっちの方角。……たまたまだったらいいけど。」



住宅街の屋根を足場とし、クライナーが発生したと思われる場所へと急ぐルビーとダイヤ。けれど進めば進むほどにその顔が少しずつ歪んでしまう。


何せ彼女たちが向かう方角は、先輩にしてダークパール。白虎ヒマの実家がある方角だ。偶然だという可能性も非常に高いが、ついにアンコーポが自分たちの家族を狙って来たかもしれないという事実は、酷く彼女たちの心にのしかかってくる。そして何よりも、二人は以前ヒマの行方を捜していた時に、彼女の母親に出会っていた。


あの無にも等しいような声で淡々と言葉を紡いでいたその姿が、二人の脳裏に強い不安となって過ってしまう。



「ぷ! そろそろぽ!」


「ありがとプルポ。ここからは私達だけで。それまでこの辺りに隠れておいて。」


「会長さんたちも後から来るだろうから、必ずそっちと合流するのよ。」



そう言いながらプルポを茂みに隠すダイヤ。


しっかりと周囲から見えなくなったことを確認した彼女たちは、強い不安を抱えながら。真っ先にヒマの実家の方へと走る。そして、彼女たちを待っていたのは……。仁王立ちをしながらジュエルナイトたちを待ち構えていたクラフトと、その配下たち。悪い予想が、当たってしまった。



「ッ! クラフト!? その人を離しなさい!!!」


「……良く来たなガキども。まぁ別に離してやってもいいが、コイツは一切抵抗してねぇ。離したら怪我しちまうがいいのか?」



少し気乗りしない様な、もしくは侵攻作戦以外に考えるべきことがあるのか。


暗い口調でそう言いながら、ジューギョーインの一人が確保したヒマの母親をジュエルナイトたちに見せつけるクラフト。彼女の言う通り一切の抵抗をしておらず、虚ろな目で虚空を見つめてしまっている。強い諦めというか、この世界自体に深く絶望してしまい、何もできなくなってしまったかの様子。


深く海に沈んだ船舶の様に、彼女はただ終わりの時を待ち望んでいた。



「確保しておいた私が言うのもなんだけどよぉ……。人間界は一体どうなってんだ? こいつはちと違うがこのレベルの奴が“平和”なこの町で生まれるとか色々やべぇだろ。」



アンコーポ幹部が持つ、特異な力。ジュエルナイトたちの前に現れた最初の幹部であるビジネスが空間転移能力を持っていた様に、クラフトにもそれ相応の力を宿している。彼女が持つのは、“人の心を見透かす”力。勿論例外はあるが、相手が考えていることや抱えている悩みなどを一瞬にして見抜いてしまい、時間を掛ければその者の記憶すらも読んでしまうという能力。素体を自身の作品の一部と捉えるのならば、そのすべてを理解しておく必要がある。彼女の精神性が現れた力とも呼べるだろう。


無論、圧倒的な格上や、“作り替えられた”が故にその心に抱く感情を自己の意志で入れ替えたり作り得たりできる存在には全く意味のない能力ではあったが、一般人であるヒマの母親には意味のないこと。そのすべてを、丸裸にする。


彼女はヒマの母親の記憶もそうだが、それ以外の素体となるべき人間たちの記憶も閲覧していた。だからこそ、この世界の“真実”を理解し始めている。故の発言だったが、ジュエルナイトたちには違う意味に聞こえてしまった。


ルビーが、声を上げる。



「みんなに怖い想いをさせてるお前たちが言うなッ!」


「まぁ、確かに。……んじゃま、気乗りしない仕事でも最後までやり切るのが“プロ”だ。ちーっとばかしお耳を拝借……。っと、お早い到着だなァ黒いの。」



そんな彼女の視界の端に現出する真っ黒な点、ダークパールだ。


職人の義務という様に“クライナー”を生み出す前にその素体の説明をしようとした瞬間。クラフトに振り落とされんとする黒の刃。おそらく今の保護者である“蜘蛛”に敵の出現を伝えられ、自分の家族が襲われていることを理解したのだろう。その関係性が崩壊しかけていようとも、家族であることは変わらない。“蜘蛛”の元で心を整え直した彼女は、烈火の如き怒りを胸に、クラフトに切りかかった。


けれど仮にもアンコーポ幹部。その背に背負っている巨大なハンマーを振ることで、簡単に迎撃してしまう。



「ッ!!!」


「ドラァ! っと、危ねぇ危ねぇ。」



負の感情を爆発させながらヒマが突撃したのにも関わらず、難なくその攻撃を受け止めるクラフト。


最初こそ拮抗したが、体ごと剣を吹き飛ばされてしまい、ジュエルナイトたちの元へと転がるヒマ。すぐにルビーたちに受け止められるも、今は自身の母のことしか見えていないのか、もう一度切りかかろうとしてしまう。


けれどその体は、クラフトにの言葉によって止められてしまう。



「おう、黒いの? 別にアタシはお前と遊んでいいんだが……、こいつらがどうなってもいいのか?」



そう言った瞬間。クラフトの背後から出てくるのは、2体のジューギョーイン。その手にはヒマの母の連れ子である妹たち、双子の彼女が首根っこを掴まれていた。顔が下を向いているせいかその表情を伺うことはできないが、無抵抗なことからおそらく気絶してしまっているのだろう。


母親同様、双子の妹たちはヒマにとって関係性を構築するのに失敗してしまった相手、家にいようともいないものとして扱われてしまったのは確かだが……。全く情が湧かないわけではない。そも自分よりも幼い存在が捕まっているとなれば、躊躇してしまうのは道理。嫌われていようとも、妹であればなおさらだ。



「おぉ、怖い怖い。……でもその反応。お前さん何も知らなかったんだな。」


「……なにを。」



手が出せぬことに歯を食いしばるダークパールだったが、それを見てクラフトは哀れみの表情を向ける。


……ヒマの母親は、すでにその精神を壊してしまっている。それは“蜘蛛”も知るところであり、本来であれば母親が養育するその幼子たちも保護対象に入るだろう。双子に対する母の愛はあるようだが、いつ粉々に砕け散ってしまうか解らない状態。確かに完全に人として壊れぬように、余計な衝撃を与えないようにしていたのかもしれないが……。


“蜘蛛”は双子に対して動く選択をしなかった。


それは、その必要。いや意味がないから。


この事実は、母親の記憶を“閲覧”した、クラフトも理解している。



「最初に言っておくが……、アンコーポにこんな技術はねぇ。ウチは完全に無関係だ、正直、手を出したこと。そして調査不足に後悔し始めている。だがまぁ、アタシはもう止まれねぇ。まぁ、信じるかどうかはお前次第だがなァ? ……なぁ白虎ヒマ。」


「ッ! なんで、ボクの名を!?」



思わず、反応してしまうダークパール。けれどその反応は、相手にとってのただの答え合わせに過ぎない。



「そりゃまぁ、アタシは記憶を覗けるからな。あぁ、安心しとけ。別に上に報告するつもりも、他の幹部に零すつもりもねぇ。今日はたまたまそう言う形になっちまったが……、人の親捕まえて脅すみたいなアンフェアなことはあまりしたくねぇんでな。ま、今回の詫びと思っとけ。」



そう言いながらゆっくりとヒマの妹たちに近づいていくクラフト。


ヒマが強くその刀を握り、ルビーとダイヤもいつでも飛び出せるよう体を低くした瞬間。


クラフトが、双子の腹を触る。


そして彼女たちの鼓膜を揺らす、本来聞こえるはずのない『カチッ』という音。



「…………ぁ。」



それを機に、妹たちの肌が白く染まっていく。


あったはずの頭髪は空気へと溶けていき、瞳の色は消え去り奥のレンズが露わになってしまう。本来見えるはずの無かったプラスチックと金属によって生み出された体が露わになり、妹だったはずの存在は真っ白な人形へと化してしまった。



「お前らの言葉で、アンドロイドだったか? よくできてるもんだよ。元は戦闘用だったみたいだが……。まぁ人の心を繋ぎ止めるのにはちょうどいいかもしれんよな。」


「ぇ……。」


「倫理観とかそう言うのは置いとくとして……、これを作った奴には敬意を覚えるよ。技術自体は別から引っ張って来た者らしいが……。お前の親父さん、良い腕してるじゃねぇか。」



彼女、いやアンコーポが持つ技術と、この世界の“彼ら”が持つ技術。その差を理解してしまったのか頬に汗を浮かばせながらそう言うクラフト。彼女はまだ、アンコーポ幹部の中で道理を理解する存在である。母親の記憶から知ったことだが、双子を生み出した存在である実父はすでに他界しており、同時に母親も使い物にならない。


クラフトがまだガキだと判断するジュエルナイトたちには聞かせられない程の内容もあるため、多くを省くことに成るが……。見た者としての責任、そしてこれからクライナーを生み出す職人としての説明義務を、彼女は果たす。



「アタシらみたいな存在はこの世界にもいるらしい。そこの女は、その被害者だ。……哀れな、な。」



彼女が思い起こすのは、その記憶の全貌。その口から語られる物語は多くの部分、凄惨な情景を消去されているが、彼女の脳内にある物語は、そのまま。


クラフトは、一部始終をその脳裏に浮かべてしまう。



その女性は、どこにでもいる様な普通の人間だった。この世界における万金以上の価値がある“普通”、そんな人生を送れていた人間だった。一般的な家庭に生まれ、成長し、想い人と結ばれ、双子を授かる。そこまでは、良かった。けれど彼女は運悪く“世界の真の姿”を知ったことで、この世の地獄へと転がり落ちてしまう。


彼女たちが攫われてしまった秘密結社は、“とある強大な組織”に追い込まれており消滅寸前だった。だからこそ即戦力となり得る素体が必要であったのだ。そんな彼女たちに施されたのは、死んだ方がマシな改造というもの。“適性”というものが一番高かったらしい彼女の夫が真っ先に手術台へと運ばれてしまった。


物資不足、というのもあったのだろう。彼女の前の夫を待っていたのは、生きながら麻酔もなしに体を開かれ、改造されてしまうという結末。無力な彼女は、子供たちにそれを見せないように抱きしめながら、来るはずもない助けを待つしかなかった。



(アタシらも、商売柄外道に分類されることは理解してるが……。“人間”ってのはよっぽどだな。確かにアタシらより上だが、それ以外のもん全部どっかに捨てて来たんじゃねぇか? ……まぁいい、続きだ。)



彼女は、運が良かったのか悪かったのか。怪人への適性が一切なかった。


だからこそ、その“全て”を見ることに成ってしまった。夫が絶叫を上げながら化け物に生まれ変わった姿。体積が足りないという理由から娘たちを無理矢理一つに纏められてしまい、形容しがたい何かにされてしまった姿。彼女はただ見ることしかできなかった。絶望のあまり自死しようにも、組織からすれば一つの資源。勝手に終わることは許されない。


そんな彼女を間接的に救ったのが、先ほどの“とある組織”。彼らは瞬く間に彼女をさらった組織を破壊し、その技術と物資を奪って行った。勿論、彼女の夫だった存在、子供だった存在はその“とある組織”との戦いによって死亡してしまっている。彼女は、ひとつの資材としてその所在を変えることに成ったのだった。



(……んで、ここから先は男と女のラブロマンス。だったらどれほど良かったか。)



ヒマの実父は、その“とある組織”によって攫われてしまった研究者の一人だった。彼は善性を持つ人間ではあったが、世界に手を掛けていた組織の前では何の意味もない。彼は歯車の一つとして解体した組織のデータを再整理し、資材の管理も同時に行っていた。そしてその過程で、“彼女”と出会うことになる。


彼は全てを失い廃人と化してしまった彼女を酷く哀れみ、『奪取した技術の運用試験』という名目で2体の子供型アンドロイドを生み出した。そしてそこに母親の記憶から再構築した子供たちのデータを埋め込み、彼女に与えた。既に壊れてしまった彼女からすれば、それが今起きている出来事なのか、それとも過去の出来事なのかは解らない。けれど“子供たち”との触れ合いは確かにその崩れた心を繋ぎ止めることに成功したのだった。



(運用データの集積って名目だ、“彼女”が戦闘員とかで使い潰される可能性がへって、更に“彼”の手元における様になった。ずっと組織に置いても良いが、そうなるとまた心が壊れる様な場面を見てしまうかもしれない。……だからこいつは、外に出すって選択をしたんだろうな。)



勿論、それ以外の思惑があったのは確かだが……。


ヒマの父は彼女を三人目の妻として迎え入れた。


彼は2度、“とある組織”によって妻を奪われてしまっている。表向きは事故という扱いだったが、彼は妻たちの末路を知ってしまっていた。だからこそ彼はどうにかして子供たちだけでも逃がそうとしたのだが、組織からの監視が厳しく失敗。息子だけは何とか逃げ延びることが出来たが、娘はダメだった。


組織は、反逆者を許さない。けれど“慈悲”というものも持っていた。組織は娘を人質として監視下に置くために、彼に新たな役職と家を与えた。そこから娘を出すことは反逆を意味し、その場合は処分する、という意味だった。


ヒマの父はどうにかして娘を組織から逃がし、その安全を確保する方法を探していた。そんな時に現れたのが、“彼女”。彼女は壊れながらも父が子供を取り返してくれたという風に理解し、恩を感じていた。だからこそ妻となることを了承したし、出来るかどうか解らないがヒマの面倒を見ることも了承した。


それに強く頷いた彼は、ヒマを逃がし安全を確保するために、危ない橋を渡ることに決めた。彼女に与えた子供型アンドロイドに改造を施し、戦闘力も併せ持つ“子供”に。監視が厳しかったが故に“家族関係”を埋め込むには至らなかったが、緊急時は母である彼女と、娘であるヒマを守るために全力で戦う様に設定したのだ。



(だが、その不審な動きが露見してしまい、実父とやらは組織に処罰されて死んだ。……コイツの記憶には骨箱を持った若い男があったが……、反逆の手助けをした奴なんだろうな。)



ヒマと、母親たち。彼女たちは何とか組織の目から逃げ延びることが出来たが、その時にはもう彼は死んでいた。その知らせを受けてしまった彼女の何とか形を持ち直していた心は再度砕け散ってしまい、廃人一歩手前まで行ってしまったのだ。


彼女がまだ“人”として動けていたのは、偽りながら子供がいたことと、恩人から任された子供がいたから。




「まぁそもそも壊れてるんだ。耐用年数なんか0に等しい、真面なことは出来ねぇし。“お前さん”の目がない所はアンドロイドとやらがサポートしてたみたいだがな。ま、そのアンドロイドさんも設定してなきゃお前さんは他人。家族でもなんでもねぇ。……んで、お前さん自身も色々とふさぎ込んで“関係性の構築”から逃げてたとなりゃぁ……。ま、そうなるのも致し方なし、ってやつか。」


「……ぁ、ぁぁ。」



クラフトから語られた言葉、“逃げていた”という言葉。それはダークパール、いやヒマの心に強く突き刺さる。


彼女は、幼き頃に母親を失ってしまっている。そして母の代わりとしてその拠り所となっていた兄も、いつの間にか消えてしまった。故に彼女はふさぎ込んでしまい、新しい母が来た時も自分から動くことが出来なかった。住む場所が代わり、自分を取り巻く環境が代わり、“兄”の姿を自分に重ねることで自分を取り戻すことに成功したヒマだったが、その時にはもう遅かったのだ。


彼女の母はわずかながらに残っていたその心を消耗しきってしまい、新しいものを受け入れることが出来なくなっていた。



「ぼ、僕の、私の、せ、い……?」


「……まぁこんなとこか。ご清聴感謝、っていう雰囲気でもないが……。まぁこれも仕事だ。命まで取るつもりはねぇ。抗うならさっさと頭整理しな。……ジョーチョー!」


「ハッ!」



彼女の声に反応し、大きなケースを開けながらその中身を差し出す戦闘員。


クラフトが取り出すのは、これまで使われていたクライナージュエルよりもひときわ大きく、禍々しい存在。彼女がコストを考えず出来る限りの技術を詰め込んだ傑作。ハイエンド、だ。


そして彼女がもう一つの素体として取り出したのは、ヒマの母親とその家族たち。何も知らずに生きて来たその瞬間を切り取った写真が納められた、写真立て。


この二つが合わさり、母親の額に押し付けられる。産声を上げてしまう、深い絶望。




「来い、クライナー! ちーとばかし暴れて発散しなッ!」







ーーーーーーーーーーーーーーーーーー





〇サルでも解る! ネオ・デス博士の怪人講座!(デスカンパニー製怪人・テントウムシ女改編)


聞き覚えしかない話だな。うむ。少し待て、ちょっと昔の名簿を……、おぉ、あったな。白虎の苗字を持つ男。下級研究員故に顔は見たことはないが、アンドロイドの運用データ収集を誰かがやっているとかいう話は聞いた覚えがある。私の研究にはあまり関係が無かった故、最終的に上がって来たデータを確認すればよいと思っていたが、そんなことに成っていたのか……。人が多い故に末端のことは把握しきれぬ、巨大組織故の弊害という奴かもしれんな。


にしても我が最高傑作であるクモ女よ。お主はこのことを……。あ、知らなかったのだな。思いっきり天を見上げてるし。あの双子が“人ではない”ことは把握していたが、その背後関係は流石に調べきれなかった、という感じか。ついでにクラフトが心を読む能力だけでなく記憶を読む力まで持っていたことも把握できてなかった、と。


ま、まぁそんなこともあるだろう! お前は最強ではあるが、万能ではない故な。細々とした調査はお前がする仕事ではない上に、あの憎きピレスジェットに破壊されてしまった故、お前がサルベージした組織のデータも完璧ではない。把握しきれぬこともあるだろうさ。何、ここから巻き返せばよいのよ。結末さえ変わらねば全て細事よ!


さて、ごきげんよう諸君! ネオ・デス博士である! 今日もサルに等しい貴様らの頭脳でも理解できるように“懇切丁寧”な説明をしてやろう! ということで今回は裏切者の怪人について解説してやろうではないか! はーはっは!!!


■身長:159.7cm

■体重:71.9kg

■パンチ力:15.0t

■キック力:72.5t

■ジャンプ力:12.2m(ひと跳び)

■走力:1.7秒(100m)

★必殺技:ダブルバレルシュート


この怪人は名前こそテントウムシ、だが実際は複数の昆虫による複合怪人、と言ったところだな。外皮やその模様などはテントウムシになっているのだが、その内部はリオックやサバクトビバッタ、クマムシなどが使用されている。我が最高傑作であるクモ女にも使われている“適性の無い他の虫の要素を埋め込む”という改造手術の初の成功体でもあるのだが、何を思ったのかこの怪人は組織を裏切りピレスジェット側に付いた存在だ。


デスカンパニーからすれば裏切り者を生かしてはおけぬわけ故にかなり戦力を投入したようだが結構苦戦したようでな? 最終的に撃破こそしたがそれなりの苦労と費用が掛かったと聞いている。まぁデスカンパニーの一部幹部は少々アレな者が多かったが故に、抜け出したくなる気持ちは解るのだが、何故憎きピレスジェットの元に向かってしまうのか……。まぁすでに終わったことよ。


ではな諸君! 次の講義まではもう少し真面な頭脳を手に入れておくがいい! さらばだ!


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