四十八歳の頃

「いいよ、もうっ・・・」

ハゲの社長が叫びました。


僕は。

唇を噛み締めながら耐えていました。


仕事のミスを報告する時。

狼狽えるほどに、しどろもどろになって。


イラつく。

ハゲの顔を見ながら。


それでも。

最善の答えを探していたのですが。


所詮。

人は主観的で。


立場が上の方が有利。


そう、なんです。

それが、本質なのです。


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