この物語には成り上がりや逆転のカタルシスのような大きな感情のうねりはない。でもそれでぜんぜんイイと思える。お人好しだけど真面目な主人公(父)。動物好き(自分)には雪豹(ゆきひょう)ちゃん可愛いし、娘ちゃんとのやり取りにはほっこりする。ただただこの家族の毎日を見守りたいと、優しい気持ちでページをめくる。そんな物語。作者さんはけっこう同時展開してるから大変だろうけど、自分はこの物語がいちばん好きかも。続き楽しみにしています。