第9話

何日かすぎ、生活にも少し慣れてきたけど、このトレーニングの4時間は地獄だった。

1、お腹の肉が上下に動くようにとジャンプを30回

2、縄跳びも30回

3、僕ら専用の階段の往復が50回

4、15分の水分補給

5、この運動場でのランニングが1時間

6、ラストのスクワットはケイトが終りと言うまで続けなければならない

当然、できない者に、ケイトは加減なく棒をふるう。

「3番、4番、5番」

その声で3人は駆け足で、ケイトが居る椅子の前に行く。

4番の女の子は涙を溢していた。

「4番、今日もスクワットができてないな」

「ちゃんとやってるもんっ!」

「あれじゃ、だめだ」

「だってぇだってぇ」

「また口答えか?」冷静に言いながら、ケイトは4番の細い両手を近くの柱に縛り付けた。

「やぁやぁだぁややや」と足をバタつかせたが無駄なことだ。

「3番5番、やれ!」ケイトの怒鳴り声が響いた。

1人は右脇に立ち、1人は左脇に立ち、ペナルティくすぐりを開始した。


女の子が汗だくになるまで続く…

「スクワットのかわりに明日もこれだからな4番!」


「よし全員トレーニング終了!」

「ありがとうございます室長!!」

そして床掃除開始

汗やら涙やらで ベタついているから毎回大変だった。








  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る