第43話 サカキという人間
「どうなってんだ、こりゃ」
朝食をホテルのラウンジで済ませ、戻ってきてみれば大量の通知が端末に表示されている。確認してすぐに悟った。これは、一部の人間が情報を拡散する事によって生まれる典型的な創作炎上だ。トレンドから情報元を追ってみれば、大量に発言しているのはおよそ5名。いずれもDDDのカラスマに敵意を抱いていると思われるアカウントである。
対処を間違えればこちらが実際に被害を被る可能性がある。それは許されない。すぐに駐屯地にいるであろうオオイに連絡を取った。
「サカキです。主にwis上だけのこの情報、確かなんですか?」
『わかりません、ご本人が来られてから確認しようかと』
それもそうだ。ただ、どうもウィスパーライン上では不穏な動きが見られる。
最初は動物愛護から始まったミサキバッシングだが、見ているとどうやら、あのグラビアにひっかけて女性をバカにしているだとか、体を売って稼いでいるだとか根も葉もない囁きが随所に見られる。これも先程の約五名だ。
そしてそれに乗っかる形で、普段から基地や防衛隊に反感を持っている層がデモをしようという流れになってしまっている。ネット上でそんな事を囁けばすぐに警察が動くという事も知らずに、愚かな事だ。だが、こちらもそんな事に巻き込まれるわけにはいかない。
「すみません、オオイ二佐。私は今日は出られそうにないです。事実が分かり次第、すぐに教えてもらえますか」
オオイは了解しましたと言って通話を切った。こちらでやれることは今の段階では限られている。ノート型の端末で外務省広報のアカウントを開いて、速やかに無難な囁きを投稿する。
『ミサキ・カラスマについて、現在騒がれている内容については調査中です。事実が確認でき次第、ご報告致します』
放置は良くない。例えどんなにバカバカしくて愚かな情報だとは言え、対応を間違えれば相手を調子付かせる。迅速に、正確に、そして真摯にがトラブル対処の基本である。
対処は駐屯地の方にも必要だ。カワチ県警サイバー課の通報窓口に、デモを画策しているwisのURLを投稿しておいた。デモンストレーションは結構だが、連中は大抵やりすぎる。
念の為、ドラスタグラムとサブウェイも確認したが、そちらは何ともない。どうやらこの情報に映像は含まれていないようだ。
もう一度ウィスパーラインを確認する。情報元を延々と辿っていくと、一つ気になる写真が掲載されていた。
「おいおい……顔出し無修正かよ」
早速ウィスパーラインの運営に通報する。流石にこれはまずいだろう。
カラスマと、女の子二人と男の子一人。年齢からして女の子は同い年ぐらい、小学生低学年だろうか。男の子はもう少し小さくて、幼稚園か保育園の年中か年長組ぐらいだ。
笑顔で映っている四人の写真が、どうやらこの四人に関係ないアカウントから公開されている。別人だ。まだ注目されていなかったのか、返信も引用も全くされていない。
カラスマの周囲の交友関係は既に確認済みだ。従兄弟とされている同じ名前の男性は現在失踪中。事件か事故に巻き込まれたのか、行方は知れていない。ただ、彼の弟妹はどうやらDDDの方のミサキ・カラスマと随分親しくしているらしく、情報漏洩の危険性を考慮し、そちらのアカウントは確認済みだ。この写真の出どころとは全く違う。
映っているのは恐らく、その弟の方の家族。もう一人の女の子は、サメガイ上院議員の孫だろう。こちらもカラスマの配偶者、ソウ・サメガイの妹の子なので、家族ぐるみの付き合いだという事になる。
実際、彼女は親戚の子が可愛くてと笑顔で話している事が時々あった。それはもう幸せそうに微笑むものだから、余程その子達が大切なのだろうと思っていた。
自分にはそういった親戚と言える親戚はいない。両親ともに一人っ子だったし、自分もそうだ。教育や育児リソースを子供一人に注いだ結果、両親も自分もそこそこの成功を収めたと言える。
ただ、きょうだいもおらず、親戚もいないというのは、自分のコミュニケーション能力に若干の影を落としていたのだろうと自覚している。
学校での友達付き合いに問題は無かった。そもそも自分の通っていた中高一貫の進学校は男子校であり、同年代の同じ知能レベルの人間というのは、概ね付き合いやすいものだ。
だが、身近に同年代の女性が居なかったため、どうにも女性に対する接し方が今ひとつ良くわかっていなかった。
本やネットである程度学習はするものの、いざ人を前にすると何故か萎縮してしまうのだ。親の勧めで見合いもしてみたのだが、どうにも難しい。
良く分からないのである。
褒めれば喜ぶし、笑いかければ笑顔も返してくる。それは同期の友人達と全く変わらない。
だが、それ以上がどうにもわからない。何というか、行動原理が打算的かつ感情的すぎる気がするのだ。
結局見合いをしてしばらく付き合ってみても、在学中に告白されて付き合ってみても、なんだかお互いの話がちぐはぐになってきて、結局別れた。両親も大事な一人息子をそう簡単に手放す気は無いのか、自分が未だ独身でいる事にあまり危機感を抱いている様子はない。いざとなれば無理矢理くっつけることもできると考えている節がある。
女性の事は良くわからなくて苦手だ、ずっとそう思っていた。だが。
高所が苦手で朝が弱いという外務省職員としては致命的な弱点を持つ自分に回ってきたのが、恐竜を屠れる女の接待をしろという、なんとも恐ろしい仕事だった。
最初はどんなゴリラのような女だろうと思っていたのだが、彼女達と面会して衝撃を受けた。
可愛い。
どちらも人種の違いはあれど、抜群に可愛いかった。
合衆国から来たというジェシカはモデルかと見紛うようなスタイルで、弾ける笑顔がまるで太陽のようだった。
央華出身のメイユィはと言えば、これはもう、何としてでも守らなければならぬと思わせるほどに可憐で、恋人すらいない自分の父性が恐ろしく刺激されたのを覚えている。
また、二人共、可愛いのは可愛いのであるが、それぞれ中々に個性的でこちらにも激しいショックを受けた。
ジェシカは言葉遣いだ。南部訛りに加えてまるでストリートギャングか傭兵かと思わせるような巻き舌で、美しい唇から発せられる可愛らしい声と相俟って、出会った当初は脳が誤作動を起こして仕方がなかった。
ただ、よくよく聞いてみると彼女の考え方は実にまともで素直だった。そう、素直なのだ。
記憶を失っていたという過去のせいか、まるで幼い子供のように純粋で、思ったことを口に出す。見た目はある程度大人っぽいのに、そのギャップがなんとも言えない。まるで小学生の頃の初恋を思い出したような気分になった。
メイユィの方はと言えば、喋り方は普通だ。普通、というか、やや砕けた感じでこちらも素直に感情を出す子だった。
ただ、ホンハイのマフィアに育てられたという出自が出自だけに、時々物騒な事を口走ったり、スイッチが入ると急にぶつぶつ怖いことを呟きだす癖があった。
それでも彼女の可憐さに変わりは無く、素直な性格との相乗効果により、まるで可愛い妹ができたかのような感覚に陥った。ジェシカが太陽だとすれば、彼女は月だ。太陽の光を受けて、優しく輝く月。
二人と出会ったおかげで、自分の中の何かが変わったような気がした。
彼女達は魅力的な女性だ。純粋で、素直で、今までに付き合ったことのある女性達とはまるで違う。恐らく、自分の人生において彼女達以上に魅力的な女性など存在し得ないだろうと確信していた。そう思っていた。
彼女達と出会って少し経った頃、このヒノモトにも彼女達と同じ力を持った人間がいると聞かされた。
その人は、既にとある男性の下に身を寄せている事がわかっており、その男性というのが上院議員であるフユヒコ・サメガイの息子だという。
サメガイ議員はヤマシロ県出身の比較的当選回数を重ねている有力議員であり、地元の名士の入り婿となっている、かなりの資産家だ。その息子の所にいる、という事は、その女性というのはきっと力のあるものにすり寄る、今まで自分が付き合ってきた女性と同類なのだろうと思っていた。
実際、迎えに行った彼女を見てそう確信した。
他の二人と同じく、その造形は恐ろしいほどに整っていた。まるで神の作りたもうた彫像か絵画かと思われるほどに美しいその造作に、一瞬とは言え見惚れてしまった。
なるほど、議員のボンボンが入れ込むのもわかる。彼女は全身を高価なブランド物の服で包んでおり、相当に裕福な生活をしているのだろうと伺い知れた。
移動中、少しだけ皮肉ってみた。どうせコブ付きだし自分には縁のない人間だ。接待をするにしても、あまりわがままを言われるようだと面倒くさい。多少の意地悪をしてみようと、軽い気持ちだった。
驚いたことに、彼女はその皮肉の意味を完全に理解した上でやり返してきた。ヤマシロ県出身の人間は言葉の裏に本音を潜ませるというが、彼女は記憶喪失だったと聞いていた。ありえない。ジェシカやメイユィと同程度の知的レベルだと思っていたのだ。
後で聞いたのだが、彼女は記憶喪失直後から、相当に苦労して社会経験を積んでいたのだという。それにしたって異常だ。見た目十七、八にしか見えない彼女は、まるで何十年も人生のキャリアを積んだ人間かのような言動をしていたのだ。
各国の重鎮に臆することもなく多国語を操り、副首相と面談したその日に彼女達のリーダーにする事が決定された。
後にジェシカもメイユィも相当に頭の出来が良いという事が分かったのだが、その時はそれはもう、本当に驚いた。こんな人間がいて良いのだろうかと、本気でそう思った。
一体どのような経験を積めば短期間で彼女のような存在が出来上がるのか。恐らく今は行方不明になっているもう一人のミサキ・カラスマに聞けばわかるのだろうが、彼には捜索願が父親から出されている。
警察は最初、家出か何かだろうと思ってあまり本腰を入れて捜索していなかった。初動がまずかったため、彼の行方を追う事はほぼ完全に不可能となってしまったのだ。
DDDの方のカラスマがあのように成熟した性格をしているのは、恐らく、いや、間違いなく彼の影響だ。
男性の方のカラスマの経歴を調べると、一見してそれほど特別な人間には見えなかった。
大学こそかなり偏差値の高い所を出ているが、就職したのは地元のビルメンテナンス業を営む中小企業。彼の出身大学であればもう少し良い所に就職できたであろうに、何故かパッとしない業種に入っている。
当然ながら入って数年で頭角を現し、将来の役員候補として育てられていたようだ。部下の面倒見が良く、あまり怒らない現代的な思考を備えている。この辺りは女性の方のカラスマと良く似ている。つまり、彼女は彼に影響を受けてあのようになったのだ、と推察できる。
彼は彼女が身を寄せていたサメガイ議員の息子と幼馴染であり、彼女が彼の失踪後にソウ・サメガイの所へ移動したのも、彼の助言か、あるいは失踪前にも面会を済ませていた可能性が高い。
彼がどのようにして記憶喪失の女性を従姉妹として受け入れたのか、という経緯は不明だ。ただ、このあたりはジェシカ達と同じなのだろうと思われる。
彼の薫陶を受けた彼女はその恐ろしい学習能力により、彼の持っていた能力をほぼそのまま引き継いだ。彼女がパートとして働いていたキナイ総合メンテナンスの人間への聞き込みでは、当然のように彼の紹介であり、ほぼ同程度の能力を有していたという回答を得ている。
世間があの動画のせいで騒ぎ、やむを得ず会社を辞めることになったのだが、聞き込みに応対した人間はその事を非常に残念がっていたという。
それはそうだろう。
あのような飛び抜けた才能、どんな企業だって、いや、政治家だって手元に置いておきたいと考えるはずだ。
6カ国語以上を完璧に扱え、戦闘の映像から推察される危機管理能力や決断力は相当なものだ。それこそ国を率いる程の能力だってあると考えられる。サメガイ議員は息子を後継にと考えているようだが、息子の嫁となった彼女の方を出馬させたほうが良いのではないだろうか。
ともあれ、自分はとっくに彼女の見方を変えた。彼女こそ、美しく可憐なDDDを率いる唯一無二のリーダーであり、この世界に舞い降りた救世主だ。
スマホが鳴った。オオイからだ。
「はい、サカキです」
『サカキさん。イノシシを蹴ったというのは事実のようです。経緯は――』
陸上防衛隊の幹部であるオオイは、あまり余計な事を言わずに必要な事を明確に、分かりやすく説明してくれる。彼女のような女性も今まで自分の周囲にはいなかったタイプだ。
若干とっつきにくそうにも見えるが、彼女のカラスマ達を思う心は真摯で純粋に見える。独身だという事だが、何とも世の男どもには見る目がないという事か。
「そうですか。ただ、そうだとする証拠がありませんね。あまり詳細に公開するのはやめておきます」
『その方がよろしいでしょう。直接取材があった時に詳しく説明すれば問題ないかと思われます』
「そうします。ありがとうございました。駐屯地の方はどうでしたか?」
オオイの声は若干疲れていた。多分、予想通りの事があったに違いない。
『サカキさんに言われた通りの連中が来ましたよ。通報してくださったのはサカキさんですか?正直、助かりました』
という事は、カワチ県警サイバー課は無難に仕事をしてくれたという事だ。結構な事である。
「動いたのは県警ですから。通報は国民の義務ですからね。それじゃ、他に何か分かったらまた教えて下さい」
オオイは承知しましたと言って通話を切った。しかし、イノシシか。
一般的にイノシシは、農作物を荒らす害獣と認識されている。悪食で食欲旺盛で、農家の人間にとっては動物園で走り回っているだけのそれとは全く違う。
連中は作物を荒らすだけではなく、実は結構危険な生き物だ。通常、成体になれば体重は100キログラムを超えるし、そんなものが人間を恐れず、獣特有の筋力でぶつかってくるのである。危険きわまりない。
獣害としてはクマばかりが取り沙汰されるこの国だが、実はイノシシによる人的被害もバカにならない。都市部にまで進出してきたイノシシは、時折住宅地で人を攻撃する事もあるのである。昨年度の統計でも、死者こそでていないものの、10人程度が結構な怪我をしている。
それを蹴った、と。そりゃあカラスマならできるだろう。イノシシどころかクマすら目じゃないぐらいの恐竜を普段から相手にしているのだ。イノシシの対処ごとき、赤子の手をひねるよりも容易いだろう。
『今、問題となっている件について。ミサキ・カラスマへの聞き取りにより、人命を守るためにやむなく対処したと回答を受けました。決して野生動物を無闇にいじめようとしたわけではありません』
これだけで良い。後は聞きたいことがあれば、カスミ町からこちらに連絡が来るはずである。指定された場所で自分が経緯を説明すれば良い。
そもそもあの良識の塊であるカラスマが、遊び半分で生き物を蹴ったりするはずがないのだ。
彼女は随分と精神年齢が成熟しているが、見た目相応の可愛らしい面もある。
可愛い生き物が好きなのだ。
端末のアクセス記録を見れば、猫やうさぎといった可愛らしい動物の動画や写真を熱心に見ているのがわかる。そんな親戚の子が可愛くてと微笑んだ彼女と、竜を斬り刻んでいる彼女との整合性が全く取れないが、恐らく竜殺しだって、殺さないと人が死ぬから仕方なくやっているのだ。
そんな可愛いもの好きな優しい彼女が、無駄に動物をいじめるはずがない。当たり前の事だ。イノシシを遊びで蹴ったなど、聞いた瞬間に嘘だとわかる。
取り敢えず一旦これで動物虐待の件は完了である。初動さえ誤らなければあとは成り行きでどうにでもなる。DDDへの民衆の支持はかなり強固なものなのだ。一部の動物愛護団体が騒いだ所で、クマの前例もあるのでまたこいつらかと思われて終わりである。ただ。
「こっちの方はちょっと厄介だな。全く、なんで上はこんな写真撮らせたんだか」
ミサキ・カラスマという人物に向けられている攻撃の大半は、動物を蹴ったという事によるものではない。そっちは単なるついでだ。
情報を拡散していた五人のうち、ほぼ全てが中年以上の女性のアカウントである。つまり、嫉妬だ。
表面上は公序良俗に反するという事を建前としている為、迂闊に触ることはできない。彼女達の囁きの大半は、あの週刊誌の特集に関して言及しているものだ。
曰く、ちょっと有名になったからとすぐに脱ぐのはどうなのか。子供も手に取ることのできる雑誌であのように扇情的な写真を載せているのはどうなのか。料理が得意と主張するなど、男を漁る気満々である。果てはそんな人間に世界の危機を任せて大丈夫なのか、とまで言い切っている。
大丈夫なのか、だと。他に竜をやれる者がいるのなら教えて欲しいものだ。
世界最大戦力を保有する合衆国ですら両手を上げてしまったのだ。ならお前らがやってみろと言いたい。
画面の向こうの女どもに対してふつふつと殺意が湧いてくる。彼女達の事を知りもしないくせに、ただ顔が良いから、スタイルが良いから、若いからというだけで叩いているのである。この事が原因で彼女達が心を病んだらどうしてくれるというのだ。それこそ全人類に対する反逆行為ではないか。
幸いカラスマはこういった事を意図的に無視できるだけの精神性を備えているし、ジェシカとメイユィにはウィスパーラインを端末に入れないように言ってある。だが、それでも何かの拍子に耳に入ってくる事はあるだろう。
確かにあのグラビア特集は、最初自分が見た時もドキッとした。カラスマはあの通りの美少女だし、スタイルだって抜群に良い。それが、挑発的なポーズと微笑みで際どい水着姿を晒しているのだ。彼女達に会う前の自分であったら、喜んでそれを性的に消費した事だろう。
彼女の夫、ソウ・サメガイは激怒したに違いない。自分だって彼の立場だったら怒るだろう。
美しく優しい愛する妻が、人前にあられもない格好で肌を晒しているのだ。そりゃあ怒る。怒らない奴がいたとしたら、それは脳のどこかが壊れているのだ。
恐らく彼は父からの命令で、唇を噛んで血の涙を流したに違いない。あまりにも気の毒だ。彼の顔を見たのは一度きりだが、今度会ったら少し話をしてみたい。
再びスマホが鳴った。時間を見ると、もう昼前になっている。
『サカキさん。ヤマシロ県に行って下さい。場所はミナベ町の小学校です。文科省の事務次官と市教委員長も一緒です』
「じ、次官が!?直接ですか!?一体なんでまた」
事務次官は事務方の実質トップだ。自分達エリートが目指す最終目標でもある。
『体面としては、低学年層におけるいじめの抜き打ち調査という事になっています。市教委と省の長が出向くのは、学校側に有無を言わせない為です。ただ、ミサキさんの事については彼らはあまり詳しくありませんので、サカキさんの手が必要となります』
いじめ。そうか、あの写真。その可能性は高い。
「わかりました。すぐに向かいます」
文科省の長にも顔を売る千載一遇のチャンスだ。三人のため、自分のため、そして世界のために働くのだ。
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