第2話 私をみてみて

 自宅から徒歩圏、ええ、私は女の真っ赤なとらくたあしか乗れませんから、近場でないと難しいのですね、で、そこは鳥類の生体を専門とする店舗でして、らいんさんに登録してまで、カワイコちゃんの入荷を見ております。


 鳥さんを「〇〇の方々」と表記しているのがまた面白いホームページなのです。

 セキセイインコさんが好きなのですが、常にいる感じで、やはり珍しい方々には席を譲ってしまっております。


 前回書きました歌もお上手なインコちゃんはセキセイインコちゃんでした。


 今回、店舗をノックしてドアノブを引きましたら、開かない……。

 間もなく内側から開けていただきました。


 食べ物をお求めか聞かれたのですが、「セキセイインコちゃんはいますか?」って直球でしたよ。

 すると、

 偶々二羽だそうで、一つのケースに一羽ずつ入っているのを見せていただきました。

 お姉さんのおすすめでは、手前のケースの白い赤ちゃんでしたので、見ると、元気いっぱい!

「ハヤク、ゴハンチョウダイ! アソンデ!」

 言いたいことが山盛りなようでした。


 普通にお迎えしたいと思いましたよ。

 私、絶対可愛がるからって。

 でもね、静江はマイナスイベントに弱いからって、夫は首を縦に振りません。


 毎日、家族はスマートフォンと生活しています。

 小鳥さんは、人間語をそんなには話せませんが、スマートフォンの陰には入らないでしょう。

 スマートフォンでね、私の顔を見ない、イヤホンをして、しかも両耳のときもあり、聞こえなかったのは私だけではなく自分のせいだろに、「ああ?」って聞かれると、とても嫌な気分になります。

 大きい声を出せば難聴の私の為だと思うでしょうが、様々な環境もあると思います。


 いいんですよ、別に。

 それで、ペットが禁止ならぬいぐるみでしょうか?


 ◇◇◇


 びっくりにゅーすを略してビッグニュースっぽいイメージです。

 2024年8月2日の小鳥専門店で新しい入荷が、なんとセキセイインコちゃんでした!

 あちらこちらからいらしたようですね。

 カラフルで皆知らなくても兄弟みたいでセキセイインコの幼稚園みたいです。


「私をみてみて」


 皆、ホームページ越しですが、私と目があってしまうじゃないですか。

 可愛いなあ……。

 せめて会いに行きたいのですが、商売をしていらっしゃるのに見物だけとは心苦しいです。

 それに、飼えない侘しさもあるでよ。


 ざーんねん!



 *** 唐突なあとがき ***


 本作を続けられますが、結果が出ていること、つまり望んでも飼えないことが分かっているので、寂しいから、あれこれ書くのを楽しみとするのも止めますね。

 折角お読みくださった皆様にはお楽しみを大変申し訳ございません。


 今は、人間の家族と離れる前に楽しく過ごしたいです。


 🐤いすみ 静江🐤

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

かわゆいことり♪ いすみ 静江 @uhi_cna

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ