みじかめグレネード
釣ール
第一紹介:食らいついたら離さない
覚えたての言葉はいつもふだんから使わないようなものばかり。
そんな環境にほこりをもっていてもやがて去っていくことは
お前たちといるのはもうあきた。
二度とあらわないでくれ。
そのためにとどめだけはさしておく。
◇ ◇ ◇
「見たい
「見たくなくても見させられる
少し彼への当たりが強くなってしまった。
しあわせのあり方の話だけで
たとえば夏の
この
「ここが指定された場所だ。」
彼はいつもとはちがって仕事にとりかかる。
「いまお前はどんな気分だ?これから少しはマシな姿に変われるんだからハイテンションでいてほしいな」
それだけしか
「あまりボロい仕事じゃないな。いつも思うが」
「見たくない景色をむりやり見ているだけだ。気にすることではない」
現代日本で
手に入れた
覚えたてのことばが自分たちにあるとすればそれは
『勝利』 のみだ。
「
彼はいつも勝利後に気分が悪いとはきすてるように仕事の感想を
「
あと二人賞金首をたおせばこの仕事は他の人間へと変わっていく。
よけいな
「あと二人か。俺達も二人で継続して勝利してきたのはいままで一人のみ。組んでいた人間の
やっと自分たちは
この仕事を終えれば大学卒業と同じ
誰だ?変態は強者のあかしだと抜かしたやつは?
てめえらは
二人は唾を道に
「もう君とこんなやり取りもせずにすむなんてね」
「
鼻で笑いながらそれはないかもと二人の意思は通じあった気がした。
覚えたてのことばは上品な方がいいとされていた。
そうじゃない場合でも生きていていいんだな。
いくつもの見たくもない個人の
さようならでもよかった。
二人の賞金首をねらいながら彼と
勝利はかならず手に入れる。
あとはそれだけでいい。
~完~
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