なに睨んでんだッ
ナナミン・ビューティー(七七七@男姉)
前編
世に言う『性同一性障害』(MtF)の私が、そのストレスから、いよいよ心身の調子を崩し始めたのが、今から20数年ほど前。
その間、時に震えるほどの不安感や胸の圧迫感、また胃腸の膨張感や吐き気、さらに全身の強張り等に度々襲われ、本当に苦しみました。
が、後々自分が
さらにその後、具体的な(苦しみの)理由を突き止め、それを排除。その上で、日々の軽い運動を続けることによって、ようやく快方へ。
いまでも完全ではありませんが、まあ、あと僅かで溜め込んだストレスも抜け、心身ともに回復というところまでは来ているようです。
それにしても、上記の症状に加えて辛かったのが、そのストレスによって、すっかりこの眉間に刻まれてしまった
というか、それによって生み出される『睨んでいる感』です。
いまでこそ、ほとんど消えつつありますが、当時はその所為で、すれ違うすれ違う人、しかも子供まで睨み返してくるわ、職場(その頃は、各地を転々とするお仕事でした)や近所で挨拶しても、無視されるのはまだしも、逆に睨みながら凄い声で返されたりしたこともありました。
でも、もちろん私には、睨んでいるつもりも、攻撃しているつもりもありません。
だけに、それが原因で人様から…と気づくまでにも、だいぶ時間が掛かりました。
ともあれ、心身の不調に加え、そんなことが続くうち、いつしか外に出るのが嫌になり、仕事も辞め、随分と家に籠っていた時期がありました。
では、いまはどうでしょうか。
つづく
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