第7話 カッパと卵白。

爽やかな夏の朝。妻の呻くような寝言で安眠を破られる。

妻「…夫さん、…夫さん…」

夫「…んー?」

妻「…何故、卵白を……卵白を、カッパに…」

夫「えええ?!」

妻「……カッパに卵白をかけたの……。何故そんな、…ひどいことを……」

夫「ハア…」

妻「…スヤア…」

夫「…鼠が柱を齧るような習性かなあ、もうコレ」


一時間後。

妻「先ほどはすいませんでした。夫さんがカッパを卵白塗れにしている絵がありありと見えたもので」

夫「今日のが今まで一番わけわかんなかったな」

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