匿名短文カツラバレ企画 感想

27：子爵令嬢のカツラをうっかり暴いてしまった俺が、彼女を幸せにする話 感想

お話

https://kakuyomu.jp/works/16818093080437113456/episodes/16818093081376636805

　いやぁぁ末永く幸せであってほしい！！

　大丈夫ですか、俺くんの『俺がすっかり禿げて……』のくだり、そしてルル嬢の安堵……、これ何かのフラグじゃないですよね！？　独りになった後、俺くんと過ごす時間がどれだけルル嬢の救いになっていたかを書き記した日記帳みたいなものが出てきて、泣きながらひとりで読む俺くんとかいないですよね！？　いや好きですけど、筆者そういうの大好きなんですけども！！！

　それでもこのふたりには幸せでいてほしいですねぇ～！！　いや、後から日記帳が見つかる展開とか、本当に大好きなんですけどね。妄想でしか立っていないフラグなのに、筆者はなんてことを言うんでしょうね。

　いや本当に、俺くんとルル嬢には幸せでいてほしいものです。

　さて「幸せに」といえば、そうですね。

　2023年に放送された某ガールズバンドアニメで、どうにか話が丸く収まったかに思われた最終回に主人公が、かつて孤独に生きていた自分を見出だしてくれた元友人で、劇中の時間軸でも「咲き誇る大切な人」だと思っている相手から浴びせられた「お幸せに」という台詞がありますね。

　いや……、つい先日もそのアニメに関連する情報で「お幸せに」という台詞が取り上げられていたのですが、やっぱり重いですって、「お幸せに」！

　なんですか、「お幸せに」って！

　疎遠になったかつての友達を拒絶する台詞だとしても、じっとりとした重さを感じてしまうんですよ、「お幸せに」って！！

　その後にそう言われた主人公が本当にお幸せになっている(第１話で一生一緒にいてくれやと言った相手から色好い返事をもらえた)ところも含めて、どうにもならない重みを含んでいるんですよ、「お幸せに」！！

『子爵令嬢のカツラをうっかり暴いてしまった俺が、彼女を幸せにする話』の感想とさせていただきます。