八月俳句

豆ははこ

俳句『夏祭り』 両片思いか、両思いか。

浴衣着てさらに美し横顔か


ひと匙のいとし唇かき氷


金魚釣きんぎょつり君をこの手にすくいたし


口触れしラムネの瓶に嫉妬せり


踊る君汗の数だけ恋しけり


蛍居てかざす手のひらなおいとし


団扇うちわにて赤くなりにし顔隠し


迷い子に手繋ぐ理由教えられ


音聞いてそばによりけり遠花火


来る夏も隣で見てと揚げ花火

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