第2話 女神のお願い

いきなり異世界に飛ばされたが、スキルを試そうと火を出すイメージをしたら手のひらの内側で火が舞い上がる。


『あつっ!!熱いっ!!!』


火魔法を出すのは成功したけど、手が火傷した。

少し服も燃えて、慌てて手で叩いて消化する。

服が少し焦げてしまった。

回復魔法を使うイメージを手にすると火傷が治っていく、これ魔法はイメージするだけで使えるのか、めっちゃ楽だな魔法。


なるほど魔法を使うのは良いけど、気を付けないと自分も火傷したりの怪我を負うのね。


スキル欄にある魔法防御スキルを、頭で使うイメージをする。

身体全体に何か膜が出来た様な気がする。


もう一度、火魔法を使ってみると今度は火傷もしないで、火を手から放射して周りの草木を燃やせた。

燃えた草木に水魔法を掛けて鎮火させる。


筋力強化をイメージして使ってみたら、何か身体に力が漲って来た。

試しに近くの直径20cmはありそうな木に、思いっきりパンチをしてみた。


バキッ、と大きな音がして木がパンチした所から、へし折れた。


異世界の人間がどれくらい強いか不明だけど、レベル1の状態でも俺はゴブリンとか出て来ても素手で殴り殺せるかもな。


ニヤニヤが止まらない。

多分チートでしょ、これからの異世界冒険を思うとワクワクして飛び跳ねそうになる。


「見つけましたよ、救世主様」


本気で飛び跳ねようと思ったら誰かに声を掛けられた。

ちょっと驚いたが、声を掛けてきた人を見たら俺は鼻の下が直ぐに伸びてしまった。


長い金髪に青い瞳の東洋人と西洋人が混じった感じの、俺が好きそうな18歳ぐらいの美少女が、此方を微笑みながら見ていた。

服は古代ローマ人が着ていた服みたいな格好で大きなおっぱいの形が主張している。

身体を動かして服が揺れると、おっぱいの地肌が少しチラ見できてエロい。


ニヤニヤした顔のまま真面目な風を装って返事をする

『救世主ってなんですか俺が救世主?』


おっぱいが大きい美少女

「はい、私はこの世界を見守っている女神です」

「この世界にたった今、別の世界から多くの人々が転移して来ました」

「貴方様もその1人です」


え?俺だけじゃなくて他にも地球から?日本から?転移して来ているの?

俺だけの世界じゃ無いのかよ、まぁいいか。

もしかしたら日本の可愛い女の子も転移して来ているかもだしな。


女神様は可愛いし、後から俺と何か良い関係になるのかな。

いやぁ俺はおっぱいを凝視して色々な妄想しながら涎が垂れてきているのに気づいて、ちょっと恥ずかしくなって真顔へと必死に戻して会話を続ける。


『女神様、俺の名前は久慈 鷹と言います』

『俺を救世主と言ったけど、世界が危ないのかな?』


女神様は潤んだ瞳で俺の言葉に頷いた。

ヤバいな、理性を失って今すぐに、おっぱいを揉みしだきたい。

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