あの世界を見て、恋愛をやめた

天川裕司

あの世界を見て、恋愛をやめた

タイトル:あの世界を見て、恋愛をやめた


俺はアダ◯トビデオを見て、恋愛することが馬鹿らしくなった。

それまで純粋に信じてきた純愛や青春、

そういったものが全てあの世界に馬鹿にされてるような気がして

全てが嫌になったんだ。


結局は、あの世界。

毎回やる事は同じで、それしか能がないのかと言うほど同じで、

ことごとくいろんな刺激を持ってきて、

世間知らずだった少年を馬鹿にしてゆく。

カテゴリの多いこと多いこと。

ここまで欲深いのか人間はw

もう笑えてくるのだw


女の本性をあの世界に見た気がした。

男の本性をあの世界に見た気がした。

だから俺は恋愛をやめた。


憎いのはこの欲望。

それでも未練のように、異性の存在が付きまとう。

こんな世の中を離れようとしたが

なんであんな世界のために…

とそれまた馬鹿らしくなる。


罪人が牛耳っているこの世界。

こうなるのは仕方がないのか。


そんな俺のもとに、不思議な存在が舞い降りた。


不思議な女?「やっと会えたね♪もう出てきていいかなぁと思ってきたよ♪」


「…誰?あんた…」


不思議な女?「知ってるくせに。心の中でわかってるでしょ私のことは♪あなた、心をこの世から本当に引き離そうとしていたわよね」


不思議な女?「だから来たの。私はこの世に属していない。天とこの地の中間にある存在。だからあなたが悩んできたようなことで、もう悩む必要(こと)もないわ」


「…え」


不思議な女?「正直になって。あなたの純粋はあなただけのもの。世間の誰のものでもないわ。私とあなただけの…」


ベッドの布団で寝ていると、

天井から急に舞い降りてきたこの存在。

それから俺は彼女と一緒に過ごすことにした。

当たり前の様にそうなった。


彼女の姿は、誰にも見えないらしい。

俺と彼女は交際し、結婚したが、

その交際も結婚も誰も見る事はなく、知る事はなかった。


誰にも見えないなら、誰かの所へ行くこともない。

誰かに見られることもない。触れられることもない。

理想を理想のままで置いておける。

本来の純正・純真はここにあったのか?


この世の異性に、自分の理想なんて預けてられない。

特定の人にとってはきっとそうなんだろう。


俺は「それで良い」と思った。

本来の姿に立ち返れたような自分。

この世を初めから離れた、彼女のおかげでそうなれたんだ。

この世に居たら多分無理だったろう。

とりあえずそう信じることにしている。


これを書いてる今、彼女が横で笑ってるよ。


動画はこちら(^^♪

https://www.youtube.com/watch?v=G3zrMFuqiJw

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