第4話

 メニューからステータスを開けば、そこに俺以外のステータスもあり、これがシルクのステータスだ。


名前:シルク

種族:シルキー(妖精)

レベル:1 次のレベルアップまで0/100

職業:【戦闘メイド】

能力

HP:20

MP:20

SP:20

力:2

耐久:2

器用:2

敏捷:2

魔力:2

精神:2

ボーナスポイント:0

スキルスロット

【シルキーレベル1】【家妖精魔法レベル1】【メイド流戦闘術レベル1】【メイド流家事術レベル1】【】【】【】【】【】【】

武技

魔法

簡易清掃 家具修復 家具操作 湧き水 種火 微風

装備

鉄の短剣 普通のホワイトブリム 普通のメイド服 普通のシューズ


【シルキー】

シルキーの種族スキル

レベルが高くなると効果が増える

家屋内能力強化 家具強化 料理 清掃 家妖精魔法


【家妖精魔法】

シルキーなどの家妖精が使用する魔法スキル

レベルが高くなると効果が増える

レベル1

簡易清掃 家具修復 家具操作 湧き水 種火 微風


【メイド流戦闘術】

戦闘メイドが主を守る為の複合戦闘技術系スキル (短剣術、格闘術、暗殺術、投擲術、歩法術)


【メイド流家事術】

メイドが習う複合家事術スキル (料理、清掃、収納、礼儀作法、性技)



 これがシルクの現在のステータスの様だ。これを見れば分かる通り、シルクのステータス値は平均で20あり、スキルも戦闘系スキルを持っていて頼もしい。


 スキルにも魔法が使えることが書かれており、戦闘には役に立ちそうにはないが、それでも家事をするのに役に立ちそうな魔法なのだろう。


 それに料理や清掃も含めて家事関連のスキルがあるシルクは、家の仕事を全て任せることが出来そうなスキルばかりだ。


 それとシルクには初期装備があり、これなら残り少ないポイントで俺の装備を購入するだけで済みそうなのはラッキーだと思う。


 「見た限りだけど、シルクは戦えるんだね。」


 「ええ、ご主人様を守るのに必要な技術ですからね。それでご主人様、すぐに向かうのですか?無限ダンジョンに。」


 「まだ行かないよ。部屋を見てからにする。シルクも付いてきて。」


 「分かりました。」


 シルクと一緒にマイルーム拡張でマイルームに追加した部屋を見に向かう。扉を開いた先には玄関があった。


 「シルク、靴を脱いで。」


 「なるほど分かりました。」


 玄関で靴を脱いだ俺とシルクは、まずはリビングへと向かった。リビングには家具が備え付けられていた。


 「家具も付いてたんだ。」


 オススメでの購入だった為、1LDKなことは分かっても備え付けられた物だけは分からなかった。


 「シルク、この家具はどうなんだ?」


 「品質はそこそこですね。ですが、ちゃんと使えば長く使えますよ。他の物も見て来ますね。」


 「うん、お願い。俺にはよく分からないから。」


 俺はシルクがキッチンやリビング、ダイニングにある家具や調理道具などを確認しているのを一緒に眺める。


 だが、俺が暮らしていた時に使用していた家具と比べてもそこまで変わらないように見えるから簡単には壊れないだろう。


 「ご主人様、見終わりました。次の部屋に行きましょう。」


 「うん、次はあっちの部屋にしよう。」


 リビングに繋がる襖があり、その向こうに部屋が一室あるはずだ。俺は襖に手をかけると全開で襖を開けた。


 襖の向こうは広い和室があり、この和室にも家具が備え付けられている。


 「確認しますね。」


 「お願い。」


 シルクが家具の確認をする間に、俺は畳に触れる。畳からは井草のいい匂いがしていた。


 「ここに布団が仕舞われているのですね。」


 シルクが押入れの襖を開けており、そこには布団や枕などの寝具が一式入っていた。


 「シルク、何人分の布団や枕があるんだ?」


 「1人分しかありません。」


 「そうか、ならシルクの分を新しく購入しないとな。」


 和室を調べ終わり、その次にトイレの確認を終えた俺とシルクは最後に風呂場の確認に向かう。

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