第2話
それから落ち着くまで5分ほど時間を有したが、俺は手に虹色の怪し過ぎる飲み薬を手に取って飲むかどうかを悩んでいた。
見るからにこの飲み物だと言えない液体。少しでも角度を動かせば見る位置での色が変わっていく。
「覚悟を決めるか…………ゴクッ。」
瓶の蓋を開けて一気に虹色の液体を飲み込んでいく。ゴクゴクと喉を鳴らして飲んでいくが、この虹色の液体の味が全くしない。喉ごしも水と変わらず無味無臭だ。
「ぷはぁ……これ、でいいのか?……何も起こらない……うっ!?」
これで本当にステータスを得られたのか。そんな疑問を思って少しすると胸が痛くなり心臓がバクンバクンと大きな音を鳴らす。
「な、なんだこれ?!」
胸を押さえながら俺は床へと倒れ込む。心臓が音を鳴らしているが、俺の身体に痛みはない。それなのに身体が少しも動かすことが出来なくなって来ているのだ。
明らかな異常事態の発生に俺の目からは涙が出て来る。このまま死ぬのか、そんな思いが過った時には俺の意識は無くなっていき気絶するのだった。
「う、うーん。な、なんだったんだ、あれは?」
次に俺が目を覚ました時、俺の身体には異変が起こっていた。
「なんだこれ?!」
明らかに俺が着ている服がぶかぶかになっており、俺の手や声が変わっているのだ。
まるで子供の身体になってしまっているのだ。そう理解した俺は身体だけじゃなく顔も変わっているんじゃと思いスマホで確認するが、そこには昔の俺が子供の頃の顔がそこにはあった。
「これ、昔の俺だ。」
この現象は若返りが起こったのだと理解する。あの虹色の飲み薬にはステータスを与える効果だけじゃなくて若返りの効果もあったのだろう。
「これでステータスを得られたはずだけど、次はスキルオーブ?を使うんだったな。」
身体が子供になって若返りが起こっただけで、それ以外は健康な身体なことは少し身体を動かして分かった。が、もしかしたら子供の頃よりも身体能力が高くなっている可能性がある。
箱の中にあるのは読み終わった手紙、謎の鍵、スキルオーブだけになり、俺は箱の中のスキルオーブに向かって手を伸ばし掴んだ。
手に持ったスキルオーブを握り締めると、手紙に書いてあった通りにスキルオーブを使用した。
使用したスキルオーブは光に姿が変わると、光は俺の身体の中へと消えて行った。
「これでインベントリのスキルが手に入ったのか?」
これでインベントリが手に入ったに違いないと、俺はステータスを表示すると意識すれば、目の前に透明な青い板が現れた。
「これがステータスなのか?」
見てみると、そこにはステータス、ショップ、マイルーム拡張、ヘルプの文字があったが、俺は一先ずステータスの場所を押した。
すると、青い板の文字が書き換わり、そこには俺のステータスが表示される。
ステータス
名前:
種族:人間
レベル:1 次のレベルアップまで0/100
職業:【特殊召喚師(女性)】
能力
HP:20
MP:30
SP:10
力:1
耐久:1
器用:2
敏捷:1
魔力:3
精神:3
ボーナスポイント:0
スキルスロット
【特殊召喚契約レベル1】【召喚レベル1】【性交強化レベル1】【好感度上昇】【インベントリ】【】【】【】【】【】
武技
魔法
装備
召喚一覧
【特殊召喚契約】
キス、性交を行なった女性と召喚の契約を結ぶスキル
レベル1
契約可能数3人
【召喚】
召喚の契約をした者をMPを消費して召喚するスキル
レベル1 召喚可能数3人
1人目MP1割 2人目MP100+MP3割 3人目MP100+MP5割
【性交強化】
性交渉を行なうことでボーナスポイントを獲得することができるスキル
レベル1 最大で10ポイント
【好感度上昇】
【特殊召喚契約】で契約した女性に対する好感度が下がりにくくなり、好感度が上がりやすくなるスキル
【インベントリ】
物の出し入れを行なえるスキル
収納している間は収納している物の時間は経過しない
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