笑顔が似合う子の現代学園録〜Beautiful Story〜

あさのたけし

I.願う彼方には奏でるソラに。

第1話 であいはふとした事で。

教室のすみっこの方で、一人ニヤニヤしながら、下校の夕焼けの窓をみているぼくは、きっとヘンだ。

「起立、礼」と挨拶してそれぞれ帰ってく中ぼくは、まだ想像に測ってる。ぼくは筆箱から、シャーペンを三つ出して呪文も称える。

「汝、この人生に不満があるとするならば、せめて一回くらいは恋愛したい」

すると教室のカーテンがひらひらと舞い、目を開けてみると、机の上に美少女がいた。

「……ふぇ?」

さよなら、と美少女は言い残しまた風に舞い、去る。

「……なんだったんだ」

すると、同クラスの朝南千脇が僕の肩をポンッと叩き声をかけてくれた。がそれにびっくりしたぼくは声が裏返る。

「ひゃい!」

「えへへ〜。びっくりした?」

「うん、びっくりだよ。」

「はい、これ。アルプスウォーター。今は男でもおっぱいが大事な時代なのだよ!」

……何いってんだろう。と千脇さんが続けて

「あ!そうそう!さっき背中に羽の生えた女の子みたよ」

———◼︎◼︎◼︎?

「……なんです?その女の子」

「なんか、よくわかんないけど」

ふと時計をみると19時に差し掛かってる。や、ば、い!急いで帰らないと!

「ごめん!妹の為に夕飯買って帰らないと!」


そして、家の前につき、鍵を探す。鍵……あれ?ない。困っているとドアが空き、そこにいた妹は、何か雰囲気が違っていた。

「おかえりなさい。料理も洗濯も全てやったわ。この身体はもうわたしのもの。他の誰にも渡さないんだから」

「…………は?」


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