出戻り賢者の奮闘記~異世界から出戻った幼女の賢者はひらがなの勉強を始めます~
Mtoo
プロローグ
プロローグ
「ティポバ!」
すさまじい爆発、あふれる力と気。
すさまじい力を浴びて消えていく30代後半あたりの女性。
「お、さすが大賢者様!大賢者ライラ・イザード様は違うな!」
私はそれどころじゃない。ついに解放された。ついに自由になれる。私はこれから大賢者として生きていく。母親などには縛られない。それがこの私。
・・・・ん?自称私の母親の近くに何か落ちているあの薄緑色の翡翠みたいな宝石は何?ものすごいMPと魔力を持っているんだけど・・・・まあ念のため拾っておくか。壊すかどうかはあとで決めましょう。
「やめて、それは!」
「この宝石を放置してあの女が復活したらどうするの?」
「それを拾うなら私は手を握っているわ!」
お姉ちゃんが止めた理由はよくわからないが、私は宝石を拾った。拾った瞬間に何かが私をこの世界から追い出すような感覚が私に満たされた。
だんだん自分から光も出てきている。これはもしや、後天性異世界転移?
だとすると、このままだとまずい。でも対抗手段が思いつかない。
よく見たらお姉ちゃんも一緒に転移するようだ。どこに行くかわからないが、お姉ちゃんがいるなら大丈夫か。ボーっとしてる暇がないとわかっているのに、対抗手段が見つからない。
「お姉ちゃん!」
「私もわかんないわ!」
だめだ、誰も対抗手段がわからない。光が出て私は消えていった。
気づいたらどこかの部屋にいたけど・・・・ここはどこ?異世界に来たの?お姉ちゃんはどこいったの?あたりを見渡したけどお姉ちゃんはいない。
「不時着、か・・・・」
どう見てもお姉ちゃんも異世界転移してた。なのにいないということはそういうことだ。
しかしこの世界はどこかで見たことがある。行った記憶はないのに。なんで?
・・・・思い出した、この世界の
それはお金を持っていないとこの世界では生きていけないこと。
そして、最初の資金を自力で調達することがこの世界では極めて難しいこと。
あとがき
この度は
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