応援コメント

第7話 『美しきデジャ・ヴ』」への応援コメント

  • 読ませていただきました。
    千織さんが評した、リアルじゃないけど生々しい、というのは的を射ていたのではないかと思いました。
    いわゆる純文学っぽくはない文体ながら、何かこう、言葉にできないモノを内側に秘めて、なんとかそれを現そうとしているような切実さを私は感じたのです。

    ただ、最後は立花さんの人柄なんでしょうか。死せる漫画家を題材にしながら、生きる方向性を匂わせる結末でしたが、私はもっとこう残酷な結末を勝手に予感して、6話の半ばあたりから、より強く引き込まれました。
    そうならなかったことにホッとしたような、残念なような不思議な読後感でした。

    作者からの返信

    スロ男先生へ。

    この小説のモデルになった、漫画家の故:山田花子さんの遺書のような作品に、太田出版から出ている、『自殺直前日記』と言う本があります。
    彼女が自殺された後、ご両親が、彼女の残した膨大なメモを、要約したものです。
    また、彼女は、生前、竹中直人初監督作品の映画『無能の人』に、友情出演しており、そこで、喫茶店でのアベック役で、ほんの少しだけ出ていますが、結構な美人でした。この、『無能の人』の原作は、ネジ式で有名な、つげ義春氏です。

    このように、事前の下調べに結構時間をかけたために、ソコソコ、リアルに見えたのかも知れません。

    今回は、読みに来て頂き、本当にありがとうございました。


  • 拝読させていただきました。

    文章一つ一つが丁寧に書かれていて、読みやすいよう工夫されていました。キャラクターの心情も分かりやすくて、良かったです。

    作者からの返信

    響先生へ。

    御感想、ありがとうございました。

    この小説は、自在した漫画家の、故:山田花子さんをモデルにした作品です。ウイキペディアで、漫画家:山田花子で、出てきます。

    かって、某文芸賞に応募する際、実の母親に、投稿の了解貰いました。約20年前の作品を、現代にリメイクしたものです。