第1話
自己紹介が必要か?
「腐れ縁はそういう意味じゃない。」
「ふざけただけだ。」
俺らの過去は今後話す機会もあると思うが、生きてきた年数、ああ、『初期設定』を除いてだが、何恒河沙年と一緒に生きてるからな。
「へ~。」
ツッコまねーのかよ。
「そんな趣味はない。が訂正ならするよ。何千不可思議だとね。」
このように『介入』できる。
「あんたもだろ。」
ほらそうやって。そうこうしているうちに教室についたな。相も変わらずバカップルどもが忙しそうにいちゃついたな。こんな早くきていちゃつくとか何考えてんだ。他クラスの奴ら。
「それには激しく同意する。が、ワタシ達もさほど変わらないかと。」
「ま、あいつらからすればこっちがバカップルらしいからな。」
そんなことをまだ自分たち含め、2人しかいない始業2時間前のクラスで話す。早く来すぎだろ。どこの『ラブコメ』でもありえないよな。いやこれ以上は今度にしようか。
「何が今度にしようだよ。全部言ってんだろ。それと、なにが『自分たち含め、2人しかいない』だ。『自分ら2人しかいないこの状態を作るために数十組のカップル壊した』が正しいんじゃあないか?」
「『この状態を作るため』ではない。趣味でカップル破壊したら結果的にそうなっただけだ。そういや、今日はクラスから出す文化祭実行委員を決めるんだったよな。」
「ああ、男女1名ずつな。平峰はどうする?」
どうするも何も、押し付けられるのがオチだろ。
「まぁ、そうな「『介入』するな。」
「流石、『介入』し過ぎて1人称がバグった人は言うことが硬いね。」
「ワレはそこあたり柔らかいことを言うよな。それにあんたもだろ、バグったのは。」
ちなみにこの「ワレ」は、大阪弁の2人称のワレだよ(テヘ)。
「キモい。あと、柔らかいってなんだよ。それにワタシの人称のバグはもう治ったが?ま、最初と違う事は認めるが。」
「だから『介入』するんじゃねー。」
「流石、し過ぎて「それ以上言うな。」
「2人称までb、いひゃい。何すんの。」
「あんさんの頬をつねっただけだが?」
「そこ辺りはやっぱり平峰だと思うわー。」
「その言い回しはやっぱり嵩枝だと思うなー。」
————のくせによく言うよ。儂が言えた口ではないのだが。
「何言ってんだよ。あと、こんなことやってるからバカップルって言われるんだよ。」
「あ、また『介入』した。ってか俺ら以外いないんだ。と、余裕ぶってられないからな。『奴』に見つかっても問題はないが目的の達成がしづらくなる。それに、奴自体が『感知』に引っかからないしな。」
「そりゃそうだろ。なんたったって『奴』は」
「まだ適応できてないのか。いや、肉体的にはできてるからな。
「当たり前のように『介入』するな。セリフを奪うな。——についてはどうしても発生するもんだよ。ほら、今も。」
当然っちゃあ当然だろ。なんせ
この
この物語の形式は、『短編集』に近い物だ。一つの学校が舞台で、そこで起こる出会いから付き合うまでのストーリーを複数まとめた物だ。n股のクズから彼女を奪うタイプのストーリーも、もちろんある。それの奪われる側として『高野郎仁』がいるのだ。ま、他にもいるが、複数回同じ役割で出てくるモンなんか奴ぐらいしかいない。え、他のn股野郎?知らね。興味ねー。ま、奴ぐらい出てくる奴なら覚えようとしてもおかしくないはずだがな。他のストーリーはって?ハーレムを目指すコミュ障陰キャ勘違い野郎とか、半分ハーレムと化した鈍感野郎の周りとか、なんならキャラ設定が原因で前日談を他の本筋の3倍近く書いてたりもしてたのもあったな。————-は?なんでそんな事わかるのかって?『渡る』とそこあたりの情報を手に入れられるのだよ。———何言ってるかわからないっつー文句は受け付けないぞ。いずれ説明するから。
他にも知りたいことはいっぱいあると思うが、『作者』に直接聞け。ま、後で追加説明するだろうからそれまで待て。作者よりは早いと思うぞ。
後でっていつかってか?あー。2話ぐらい後じゃない?知らんけど。
「うるさい。」
「ごめんって。嵩枝。」
「そもそも、ワタシ達が来ている時点で読むやつなんざいないっつー話だろ。読者がいるなら、異変は『作者』に伝わって修正される。」
「あの『作者』がするかね。そんな事を。」
「少なくとも、確認ぐらいにはくるんじゃないか。」
「ま、PVも増えてないし、『ワークスペース』からも入ってないようだしな。コメントも0だし。」
「わかってるならワタシに意見しない。」
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