温度

紫釣

温度

目が覚めた。

「おは……。あぁ、もういないんだった。うん、準備しよう」

目元には跡が付いていた。

「うーわ、寝てる最中かなぁ?これ。」

少し恥ずかしくなりながら顔を洗い、仕事へ向かうの準備を始めた。



「やっと昼飯食べれるなぁ…。」

ピロン「え…?あぁ、○○か…。行けたら行くよ、っと…。」


少し跳ねた心臓を落ち着かせながら友人へと返事を返した。


「すま〜ん…。残業で行けそうにないや…。どっかで埋め合わせするから!」

テロン。

カチン、チッ・・・、「はぁ〜…。ゲホッゲホッ!」

いつもより強いミリ数の物を吸っていた。


「こんなもん置いてくなよなぁ………。よし、残りの仕事おわらせるかぁ!」


「ただいま。」

冷えきった部屋に荷物を置き、疲れきった体をベッドに放り投げた。


「冷たいなぁ…。」

何も考えず、ただ、ただ、泥のように1人で眠りについた。

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温度 紫釣 @kabuto22

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