天使
紫釣
天使
「今日も眠れなかった」
最悪な気分のまま呟いた。最近はずっとそうだ。以前は1人で寝れていたのに。元に戻っただけ、そう自分に言い聞かせながらベッドから起き上がった。
カチン、チッ・・・、「はぁ〜……」深く深くため息を吐いた。白い息と共に視界が悪くなったのは、煙のせいなのか、眠気のせいなのか、自分でも分からない。
「無くなっちゃった…。」物足らずもう一本と思ったが、空箱が転がっているだけであった。
「あ〜…最悪。買いに行こうかな。」
適当に取ったアウターを羽織って外に出た。
「う〜…さむさむ。」
そんなことを1人、呟きながらコンビニへと向かった。
「あ〜…10番…、いや、17番下さい」
…………こっち、買っちゃったなぁ。まぁいいか。吸って帰ろ。朝よりも悪い視界の中家への帰路を歩いていった。
天使 紫釣 @kabuto22
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます