「お薬手帳」#なくさずの詩より


 舌先に乗った手帳を差しだし「お待ちください」と言われてみる。遠い場所で確認されて「クソ薬飲みすぎだろ」なんて思ってるのかな。思ってないな、その目には何も映ってなから。だから泣いて泣いて泣き喚いて、ここにいるのよっと叫びたくて。

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