親友とお菓子
「ふむ....」
陸は今、さっき親からもらったお金をじっくりと見ていた、その額2000円。
もらった理由としては「進展した記念」とかよく分からない理由であり、陸は頭を?マークにしたままとりあえず受け取ってしまったのだ。
「...少しお菓子買うか」
普段、お菓子を買わない陸だが、よく分からない理由でもらった2000円をどう使っていいかも分からず、甘い物を食べたくなった気分なので、とりあえず近くのスーパーに向かうことにした。
「ん....?」
しばらく歩いていると前に見覚えある姿が見えた。
「太郎!たろうじゃねえか、おーい!」
その声に前の人物が後ろを振り向く、こちらに近ずいてきた。
「珍しいな外で会うなんて」
「そうだな、それで今からどこ行く予定なんだい?」
「スーパーでお菓子買う」
「珍しいな、俺もついて行っていいか?」
「ダメって言ってもお前来るだろ?」
「モチのロン」
「しってた、ならゆっくり行くか」
「おー」
そう言って2人は適当に喋りながら、スーパーについて、カゴを持ち食品売り場のお菓子エリアの中でウロウロする。
「そういや、なんでお菓子買おうと思ったん?」
「いや、親から何故か2000円もらってな?」
「なるほど」
陸はじっくりお菓子何にするか迷っていると、とあるものを見つける。
「ストーンチョコじゃん、懐かし」
「え?これチョコ?」
ストーンチョコとはそのまま石の見た目をしたチョコであり、普通の灰色の他にも赤色や白色などの業務用石と似た見た目のチョコが沢山入ってるお菓子である。
「これ美味しいんだよな、買っとこ」
「おれも、気になったから買っとこうかな」
2人とも1袋づつ買うと、別のお菓子を探す。
「今日は甘いもの気分なんだよなぁ...」
「しょっぱい物1つ買っておかないと後々あれだぞ?」
「わかってるわかってる」
陸はそういうと、硬いうすしおポテチを1つ入れ、ひょいひょいとお菓子を何個かカゴに入れるととある事に気づく。
「んー..あとは...これと...はっ!なんか和風のものが食べたい」
「やはりそうか...この太郎のおすすめ和菓子を持ってきた」
そう言って太郎は小さな水餅がたくさん入ってる物を持ってきた。
「天才か?」
「もっと褒めよ」
2人はそんな会話をしながらお菓子をあと少しだけ選びレジに向かった。
「お会計1865円ですね、あちらでお会計してください」
定員さんにそう促され、買い物を済ませると2人は帰路に着く。
「太郎はなに買ったんだ?」
「ポテチとチョコ、お前の家で今から食べる」
「そう来ると思った」
そうして、2人は会話を続けながら陸の家に向かうのだった。
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